引き続きネオジオなお話
サブタイトル通り、引き続きネオジオで筆者の印象に残ったソフトについて語らせてもらいます。
今回は対戦格闘以外で筆者の印象に残ったネオジオソフトです。
「ビッグトーナメントゴルフ」
筆者はゴルフゲームの中で最高のゲームだと思っている。3D視点のゴルフゲームなのだが、ポリゴンは使っておらず、書き込まれた画像と視点変更時の多重スクロールが見入るほど綺麗。
自分の分身を作るのではなく、6人のゴルファーから自キャラを選択するタイプ。
人によってはゴルフゲームは自分でゴルファーを作りたいという意見もあるかもしれないが、ゴルファー選択式だと、すぐにゲームを始められるので筆者的にはあり。
ゲームもかなり操作が簡略化されており、何度もボタンを押さなくてはならないゴルフゲームが多い中、このゲームは強さと高さを決める時にボタンを押すだけになっている。
ただ、一つだけ筆者的にも納得のいかないところがある。――ゲームとしては仕方ないのかもしれないが、とにかく後半のホールをまわっている時は風が台風並みに荒れている。……純粋にゴルフコースを楽しめないので、そこは残念。
ちなみにネオジオCD版だと、個人成績が記録できるようになっている。
[個人的評価:キャラクター「C」操作性「A」音楽「A」システム「A→B」(気軽にプレイ出来て、簡単操作なのに思い通りの場所に飛ばせた時の爽快感がいい。せっかくコースが球を飛ばす位置を考えさせられる作りになっているのに、風速で難易度を上げているため後半の展開がやや残念)]
「フライングパワーディスク」
フリスビーを使った、テニスのようなオリジナルのスポーツ競技。互いにフリスビーを投げ合って、相手が受け取れなかったら得点になるというルール。レバー操作で変化球にしたり、すぐに投げ返すと高速で投げ返せたり(必殺技の場合はカウンターになる)、フリスビーを上に放り投げるロブがあったり(拾えないと2pt取られる)、フリスビーを自キャラの真上に打ちあげると(キャッチする直前にボタンを押すとフリスビーを弾き真上に打ち上げる)必殺技が撃てたりするなど、とてもオリジナルスポーツとは思えないほどに作り込まれている。(それこそ、このゲームの模範作品こそ訴えてもいいくらいなのだがねぇ[←わかる人にだけ伝わる皮肉ですw])
[個人的評価:キャラクター「C」操作性「A」音楽「B」オリジナリティ「AAA」(このゲームのオリジナリティはA評価でも足りないくらい。……このゲームのeスポーツ対戦って見てみたいなぁ)]
「ダンクドリーム」
3on3のストリートバスケットボールゲーム。バスケットゲームでよくある面倒なオーダーセレクトはなく、チームを選択するだけでプレイできるのがいい。キャラクターサイズも大きめで、簡単操作でシュートが打てるのが気持ちいい。
ただ、必殺ゲージを溜めて必殺シュートが打てるようになるのだが、このシステムに少々難あり。ゲージはゴールを決めることに一律で25%溜まるので、4回ゴールを決めたら必殺シュートが打てるようになる。が、ゲージが溜まった状態でシュートすれば強制的に必殺シュートになるので、ここぞという時のために取っておくことはできない。……しかも一律で自分チームがシュートを決めた時のみにゲージが溜まるので一発逆転の要素にもなっていない。
せめて、相手にゴールを決められたら溜まるとか、ダンクで決めた時に多めにゲージが溜まるとかの変動があってほしかった。
[個人的評価:キャラクター「C」操作性「B」音楽「B」システム「B→C」(せっかく必殺シュートという要素があるのに生かしきれていない。けど、この迫力のあるスピーディーな展開のバスケットボールゲームは他では見ない作品だ)]
「パルスター」
ネオジオオリジナルの横スクロールシューティングだが、一言で言ってしまえばネオジオ版「R−TYPE」。連射で攻撃範囲が広くなるなどの独自要素もあるが、R−TYPE経験者にとっては、どうみてもR−TYPEにしか見えない。
ただし、劣化R−TYPEではないのでそこは間違えないでほしい。(だからR−TYPE模範という言葉は控えたw)
連射と溜め撃ちを使い分けるのが楽しく、ステージ構成もメリハリがあって楽しい。死んだら少し戻ってやり直しになっているのも、筆者的には〇。(機数ゴリ押しで突破できるシューティングってあまり好きじゃないんだよねぇ)
[個人的評価:操作性「B」音楽「B」システム「B」難易度「B」(難易度は少し高め。被弾したら被弾演出が入ってから爆発するので、いつの間にか死んでいたということがなく、明らかに自分のミスを実感できるのがいい。そのため、弾避けに緊張感がある。また、いろんなギミックが登場し、それを一瞬で見極めて進むのは楽しい)]
「ビューポイント」
数少ないクォータービューシューティングの代表的な作品。斜め見下ろし視点の特徴を生かしたギミックも楽しい。
ちなみに、こちらのシューティングも死に戻りタイプになっている。
ビューポイント発売以降、この手のクォータービューシューティングは他にも見かけるけど「ビューポイント模範」って言葉は聞かないなぁ?(ビューポイントを「ザクソン模範」だって言う強者はいませんよね?)
[個人的評価:操作性「B」音楽「B」システム「A」難易度「B」(このゲーム以上にクォータービューを活かしたシューティングゲームは筆者は知らない。このゲームの元になったと思われるザクソンは高さの概念があって操作が複雑だったけど、こちらは高さの概念がなく比較的操作は快適。ただし、クォータービューに慣れていないと思わぬ被弾を喰らうことにw)]
「ティンクルスタースプライツ」
画面が二分割されており、互いに対戦が出来る縦スクロールシューティング。といっても、直接弾を撃ちあうのではなく、自分が倒した敵編隊が火の玉となって相手を襲うという対戦形式。イメージとしては、落下型パズルで連鎖を決めてお邪魔ブロックで攻撃する感じだ。
敵が爆発する爆風で他の敵を倒すといわゆる連鎖となり、敵陣地に大量の火の玉が飛来したり、溜め撃ちを最大まで溜めて撃つと相手にボス敵を送れるなど対戦に特化したシステムがある。
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「B」音楽「B」オリジナリティ「A」(こちらも他に類を見ない独特なシステムが特徴的。シューティングゲームだが、全体的に対戦型落下パズルの雰囲気が蔓延している)]
「クイズ大捜査線」
「クイズ探偵ネオ&ジオ」
この2作品は主人公が同じ作品。システムにもほぼ変更がないのでまとめての紹介です。
ゲームは極普通の4択クイズゲーム。かわったルールで出題されるクイズもあるが、基本はABCDボタンで答えるクイズだ。
このゲームの見どころは、ストーリーの巧さ。両作とも探偵業を営む主人公のネオとジオが依頼を受けて奮闘するという内容なのだが、物語が二転三転するので先を見たさにコンティニューしたくなる。各作品2つの物語が収録されており、2作で計4つの物語が楽しめる。
ただ、このゲームの移植や再販はまず不可能だろう。というのも、このゲームは肖像権が大らかな時代に作られており、現在で販売しようとすると、肖像権を侵害する内容になっているからだ。……登場人物がほぼ全員、当時の有名芸能人のそっくりさんになっているのだ。
ストーリーは面白いから、モブキャラのグラフィックを差し替えて再販してくれないかなぁ。
[個人的評価:シナリオ「A」キャラクター「B」音楽「B」肖像権侵害「D」(今プレイするにしても問題が古すぎて難しい。メモリーカードをセットしてあるから実質コンティニュー制限はないんだけど、ほとんどの問題がわからないんですぐにゲームオーバーになる。問題を一新して再販されるのは絶望的だしなぁ……)]
[おまけ。各家庭用機移植版について]
こちらもネオジオ版と移植版の差異を書いていきましょう。
「ビッグトーナメントゴルフ」 ネオジオのみの販売。ネオジオCD版あり。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROMと同じ。ゲーム開始時にプレイヤーデータを作成することが出来、個人成績を記録できる。
「フライングパワーディスク」 ネオジオのみでの販売。ネオジオCD版あり。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROMと同じ。ROM版では60秒15点先取ルールだったのが、CD版では90秒25点先取ルールに変わっている。(ルールを変更することはできない)
「ダンクドリーム」 ネオジオのみで販売。ネオジオCD版あり。
・ネオジオCD版:ロード時間がある以外はほぼネオジオROMと同じ。
「パルスター」 ネオジオのみでの販売。ネオジオCD版あり。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版と同じ。ROM版ではステージ1にしかなかった出撃デモがCD版では各ステージの前に存在する。
「ビューポイント」 ネオジオのみでの発売。ネオジオCD版あり。(海外ではメガドライブ版が存在するが、筆者は所有していないので差異は不明)
・ネオジオCD版:最初にロードが入る以外はネオジオROM版と同内容。
「ティンクルスタースプライツ」 ネオジオCD版、セガサターン版、ドリームキャスト版、PS2版が存在。(PS2版は「ADK魂」に収録)
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版と同じ。各種メニューの追加(モードセレクトの簡略化)。設定資料を見られるモードの追加。
・セガサターン版:ネオジオ版の移植。おまけディスク同梱。セガサターンオリジナルの新キャラ追加。対戦デモに音声追加。聞くに耐えないオープニングソングの追加w
・ドリームキャスト版:ネオジオ版をほぼ忠実に移植。
・PS2版:「ADK魂」に他4タイトルと共に収録。ネオジオ版をほぼ忠実に移植。
「クイズ大捜査線」「クイズ探偵ネオ&ジオ」 共にネオジオROM版のみの販売。ネオジオCD版すら存在しない。
最後に補足説明。
「ティンクルスタースプライツ」はなぜかセガサターン版のみにおまけディスク、新キャラ、音声、オープニングアニメーションを追加するという優遇ぶり。
せめて音声演出は以降発売されたドリームキャスト版やPS2版にも入れてほしかった。(オープニングアニメーションはいらないけどw)
CDのロードが入るものの、ティンクルスタースプライツはセガサターン版がずば抜けて出来が良い。
「ビッグトーナメントゴルフ」はネオジオCD版がオススメ。やっぱりゴルフゲームなのだから成績記録は欲しいところ。
「フライングパワーディスク」は筆者はネオジオROM版のルールの方が好みだが、ROM版とCD版では価格に雲泥の差がある。(なんでCD版はオプションで変更できるようにしてくれなかったんだろ)




