ネオジオな対戦格闘のお話
以前の記事で「機会があればネオジオの対戦格闘の事も書きたい」みたいなことを書きましたが、今回はそのネオジオのお話です。
筆者は、特にネオジオ時代の対戦格闘が大好きでネオジオではかなりの対戦格闘ゲームをプレイしてきました。
(おそらく、家庭用機で発売されたネオジオ格闘のほとんどはプレイしているかもw)
今回は、その中で筆者の印象に残った対戦格闘を書いていきます。
と、その前に。筆者が対戦格闘で重要視しているポイントがいくつかあります。
まずは、キャラクター。当然、お気に入りのキャラクターが出来れば、そのゲーム=そのキャラのゲームとなり、筆者の印象に残りやすくなります。
二つ目は爽快性。操作性が良いとか、コンボでの連続攻撃が気持ちいいとか、一発逆転の一撃を決める快感があるかなど多々ありますが、そういった要素も筆者にとっては魅力的になるんです。
そして最後は音関連。対戦中のBGMはもちろん、キャラクターボイスや印象的なセリフがあると惹かれますねぇ。
では、筆者の印象に残ったネオジオ格闘を挙げていきましょうか。……ちなみに順番は適当なんで気にしないでくださいw
「わくわく7」
前に軽く記事を書いていますが、おそらく筆者がネオジオで一番プレイしている対戦格闘です。
登場キャラクターは7人と少なめですが、キャラクターの格差が少なく、バランスもいいのでどのキャラクターを選んでも快適にプレイできます。
筆者のお気に入りは「まるるん」。……こういった得体の知れない生物って、筆者大好きなんですw
相手に密着した状態でコマンド入力して放つ必殺投げ技の「まるるんビンタ」は積極的に狙ってプレイすることが多いですねぇw
[個人的評価:キャラクター「A」操作性「A」音楽「B」対戦バランス「A」(移植度検証でも書きましたが、とにかく対戦格闘の入門に最適。ほぼ必殺技のコマンドは統一されているので、気まぐれにキャラを変えるのも気軽。……最近はまるるん一択になってるけどw)]
「風雲スーパータッグバトル」
風雲黙示録という対戦格闘の続編。前作から8人のキャラが引き継いで登場している。前作は2ライン制の特に印象に残らない対戦格闘だったが、システムを一新。2ラインを排除し、タッグバトルを採用している。
筆者のお気に入りは、今作からの新キャラ「キム・スイル」。餓狼伝説シリーズに登場するキム・カッファンの子孫とうい設定で、彼が独自にアレンジしたと思われるキム・カッファンの技を使う。
他にも前作からの登場キャラで、餓狼伝説の伝説の狼(作中キャラ名が明言されていないのでこう表記しておくw)から帽子を受け継いだという「チュン」というキャラがいることなど、餓狼伝説とのつながりも垣間見える。
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「B」音楽「B」システム「B」(典型的なお気に入りキャラクターがいるから印象に残っているゲーム。キムスイルの鳳凰脚は足払いから乱舞に入るという変わった技になっているので、決めた時が気持ちいい)]
「ブレイカーズ」
ネオジオ後期に発売された、ちょっとマイナーな対戦格闘。当時、友人から筆者が気に入りそうなキャラのいる格闘ゲームが出ていると聞いて、ゲーセンでプレイ。すっかりハマってネオジオCD版を発売日買いした記憶がある。
対戦格闘としては極々平凡。こちらもキャラクターにハマったのがきっかけでやり込んだゲームだ。
そんな筆者を引き付けたキャラクターとは、「ピエール」という仮面紳士のキャラクターだ。
キャラクター性能は中の下と言われているが、筆者はかなり使えるキャラだと思っている。
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「A」音楽「A」対戦バランス「B」(良くも悪くも平凡な出来。だが、ネオジオ後期作品だけあって、操作は快適、目立った不備なしの隠れた名作格闘だと筆者は思う)]
「超人学園ゴウカイザー」
ネオジオCD版はほぼ全ステージボーカル曲演出ありという、かなり人を選ぶ対戦格闘。
ゲームはキャラクターモーションが大雑把でキャンセル技前提の構成になっているため、初心者にはお勧めできない。
逆にキャンセル技に慣れているプレイヤーなら、キャンセルが入れられる時間が長めなのでバリバリ連続技を決めることができるでしょう。
特定キャラクターに惹かれて買ったというよりは、筆者はボーカル演出に惹かれて購入した印象がある。
このゲームをプレイしていると、当時、各地方都市で開催されていたネオジオのイベント会場で、このゲームのデモに合わせて多くの来場者と一緒にゴウカイザーステージのボーカルBGMを歌った思い出が蘇ってくる。
ちなみにゲームにはネオジオROM版とプレイステーション移植版が存在するが、ボーカル演出はネオジオCD版のみの特典。(かわりにネオジオCD版ではボーカル演出を消すことができないw。……あと、プレイステーション版はオススメできない。移植度うんぬんの前に、まともにゲームが出来る完成度にすら至ってない)
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「C」音楽「A」ボーカル演出「A」(ボーカル演出はとにかく人によって反応が正反対になる演出。俗に歌耐性と言われているみたいだが、歌耐性がない人にとってはこのゲームは酷かもw。逆に筆者みたいにボーカル演出でテンションが上がるタイプの人はネオジオCD版をプレイするとハマれるかも)]
「ダブルドラゴン」
往年のベルトコンベアアクションの名作が、ネオジオに対戦格闘として生まれ変わってやってきた作品。
筆者は不遇なお兄さん「ジミー」がお気に入り。
二段ジャンプや連続攻撃でかなりスピーディーな展開になる。
ちなみにこちらもプレイステーションに移植されている。ゴウカイザーとは違い、若干動きがカクカクになっているものの、ゲームとしては遊べる出来。(ただし、プレイステーション版はボタンコンフィグがなく、デフォルトのボタン配置は筆者にはプレイしにくかった。筆者は環境があるならばネオジオ版かネオジオCD版をオススメする)
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「A」音楽「A」システム「A」(二段ジャンプを駆使して連続攻撃を決める快感がいい。システムもピンチになればなるほど超必殺技が連発できるようになるシステムになっており、このゲームに慣れたもの同士の戦いは、最近のeスポーツ対戦格闘に引けを取らない見栄えのいい戦いになるかも)]
「天外魔境真伝」
こちらはPCエンジンの名作RPGからのネオジオ対戦格闘。キャラクターは天外魔境ジライア、卍丸、カブキ伝から計8人登場。……ただし、カブキ伝のキャラの一人は権利の関係上、原作には登場していない別キャラに差し替え。(原作でのヒロインをゲスト声優が演じたため、その妹という設定で登場)
PCエンジン版の天外魔境本編をプレイしたことがあれば、キャラクターの魅力が跳ね上がり、しかも原作に登場する術がゲージを溜めて使う超必殺技扱いで使用できるので、よりゲームが楽しめるかと。(ただ、あの技登場してあの技は登場しないんだって思いも強くなってしまうけどねw)
[個人的評価:キャラクター「A」操作性「B」音楽「A」原作再現度「B」(筆者のお気に入りは卍丸。けど、原作でお世話になった黒羽斬はこのゲームでは登場しないw。大打撃後に硬直する黒羽斬は格闘ゲーム向けだと思うのだか。筆者は個人的に卍丸のBC同時押し攻撃を黒羽斬と呼んでいる)]
「痛快ガンガン行進曲」
ベルトコンベアアクションのシステムを取り入れた、ちょっと変わった対戦格闘。同社のワールドヒーローズから風魔小次郎がゲスト参戦している。
コマンド入力で必殺技を出せるが、ベルトコンベアアクションのようなフィールドになっているので、ジャンプは上ではなくジャンプボタンで行う。落ちている武器を拾って攻撃もできるが、武器を拾うと通常の必殺技が使えなくなってしまう。相手がピンチになった状態でこちらのゲージが溜まっていると超必殺技が使えるというシステムのため、一発逆転の要素は薄い。ただし、超必殺技を決めると勝ちが確定するので爽快感はある。
[個人的評価:キャラクター「C」操作性「C」音楽「B」システム「B」(他にない独特なシステムなので、たまに引っ張り出してはやりたくなる作品。ただ、ラスボス戦が各キャラクターのライバルキャラになっており、CPU専用のボスキャラは存在しない。一発逆転の要素もほぼ皆無なので対戦にはあまり向かないのは残念)]
「ファイターズヒストリーダイナマイト」
ストリートファイター2と一悶着あった対戦格闘の続編。前作はスト2の模範品と言われているが、プレイしてから言えよと声を大にして言いたいw(これよりもっと酷い模範品が出回っているのにねぇ。ドラクエ模範とかポケモン模範とかモンハン模範とかw)
話が脱線しそうなので、戻しましょう。前作は6ボタン制の格闘だったが、今作ではネオジオに合わせて4ボタン制に変更。
このシリーズの名物と言えば、主人公より存在感のある関西人キャラクター「溝口 誠」の存在だろう。――筆者のお気に入りキャラも溝口だ。
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「B」音楽「B」システム「C」(溝口の存在以外は極々平凡な対戦格闘。古い時代のゲームなので、超必殺技なども存在しない。前作ファイターズヒストリーはスーパーファミコン版しかプレイしたことはないが、前作とスト2を比べると、筆者は断然ファイターズヒストリーの方が出来がいいと思う)]
「幕末浪漫第二幕 月華の剣士」
ネオジオ後期に登場したSNKの武器対戦格闘シリーズ月華の剣士の続編。前作は対戦格闘としての出来はいいが印象に残る作品ではなかったが、こちらも今作の新キャラが筆者のツボに入ってハマった作品。
筆者のお気に入りは「響」というキャラクター。戦闘スタイルは居合で、人を斬ったことがないという設定がある。ツボにハマったのは、そんな彼女が人を斬り捨てた時の反応。最初は後悔のような反応を示すのだが、ほぼ全試合相手を切り捨てていくと――
残念なのは、一人用では対戦相手の順番がほぼ決めつけられていること。(数パターンはあるが、最初の方の相手が最後の方に来たり、最後の方の相手が最初に出てくることはない)
[個人的評価:キャラクター「B」操作性「A」音楽「B」システム「B」(同社の武器格闘サムライスピリッツシリーズとは違い、武器を手放すという要素はない。武器を使う対戦格闘だが、プレイした感覚は普通の対戦格闘。こちらのゲームも一人のキャラクターにハマってやりこんだタイプのゲームだ)]
「餓狼 Mark of the Wolves」
SNKの看板シリーズ餓狼伝説シリーズの最終作。餓狼伝説シリーズのラスボス「ギース・ハワード」の死後から10年後の物語が描かれている。
餓狼伝説シリーズの特有の2ラインシステムは廃止され、普通の対戦格闘になってはいるが、今作の主人公「ロック・ハワード」はギースの息子でシリーズ主人公の「テリー・ボガード」に育てられたという経緯があるためシリーズ経験者には新しくも感慨深い出来になっている。
[個人的評価:キャラクター「A」操作性「A」音楽「B」システム「C」(餓狼伝説シリーズ独特のシステムはほぼ皆無。プレイ感覚は平凡な対戦格闘だ。だが、ネオジオ末期の作品なだけあって完成度は高い。筆者のお気に入りはロック。テリーの技とギースの技が使えるという設定から放たれる技が楽しい)]
[おまけ、各移植版について]
今回紹介したネオジオ格闘のほとんどには移植版が存在しています。おまけとして、各移植版をプレイして気になったネオジオ版との差異を書いていきます。(バーチャルコンソールなどネオジオ版をそのまま移植しているもの除外)
「わくわく7」 検証記事で書きましたので、簡単に説明。
・セガサターン版:拡張カートリッジ必須。連続攻撃時に激しく処理落ちする等移植度はいまいち。アリーナステージのボーカル曲に2番が存在する。エンディングデモに音声が追加。
・PS2版:「サンソフトコレクション」としてギャラクシーファイトとカップリング。ネオジオ版に準拠。若干のロード時間あり。練習モード搭載。なぜが画面が少し暗い。
「風雲スーパータッグバトル」 当時ネオジオROM版しか発売されていなかったが、PS2のネオジオオンラインコレクションにて前作とカップリングで移植された。
・PS2版:「風雲スーパーコンボ」として前作とカップリング。ネオジオ版準拠。若干のロード時間あり。練習モード搭載。
「ブレイカーズ」 ネオジオ以外での発売はなし。また、筆者はネオジオCD版しか所有していないので、ROM版との差異も不明。
「超人学園ゴウカイザー」 ネオジオCD版とプレイステーション版が存在。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版に忠実。ほぼ全ステージでのBGMがボーカル曲に差し替えられている。おまけモードでキャラクター資料などが見られる。ロード画面短縮のためキャラクターセレクトを簡略化できる。
・プレイステーション版:オープニングにアニメムービーが追加。箱庭のように立体表示する3Dモードが追加。キャラクターのモーションが圧倒的に足らず、キャラクターの動作がカクカクしてゲームにならない。
「ダブルドラゴン」 ネオジオCD版とプレイステーション版が存在。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版に忠実。オープニングデモが全キャラクター登場デモからビリーとジミーだけのデモに差し替えられている。
・プレイステーション版:若干キャラクターモーションが少なく動きがぎこちない。超必殺技使用時にエフェクトが追加されている。箱庭のように立体表示する3Dモードが追加。
「天外魔境真伝」 ネオジオROMとネオジオCDのみで発売。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版に忠実。アイテムを拾った時のエフェクトや水面を歩いた時のエフェクト等一部エフェクトが削除されている。エンディングがボーカル曲に変更。
「痛快ガンガン行進曲」 ネオジオCD版とPS2版が存在。(PS2版は「ADK魂」に収録)
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版に忠実。キャラクターセレクト画面が簡略化されている。
・PS2版:「ADK魂」として同社の他4タイトルと共に収録。ネオジオ版に準拠。練習モードの追加。
「ファイターズヒストリーダイナマイト」 ネオジオCD版とセガサターン版が存在。また、スーパーファミコンにアレンジ移植されている。
・ネオジオCD版:ロード時間以外はネオジオROM版と差異はない。
・セガサターン版:拡張カートリッジ専用。ロード時間以外はネオジオ版との差異はない。
・スーパーファミコン版:「溝口危機一髪」というタイトルでアレンジ移植。ストーリーモードの追加。タッグバトルモード追加。ストーリーモード追加により新ラスボスキャラの追加。ダイナマイトから大幅なキャラクター削減。背景、BGMなどの大幅変更などなど。ダイナマイトをベースにしたほぼ別物になっている。
「幕末浪漫第二幕 月華の剣士」 ネオジオCD版、ドリームキャスト版、PS2版が存在。
・ネオジオCD版:基本はネオジオROM版に忠実。対戦前に登場デモのロードが入り、さらに対戦用のロードが入る。ライバルとの対戦前のデモに音声が追加。
・ドリームキャスト版:ネオジオ版に準拠。ライバル対戦前のデモに音声追加。極属性が選択可能。クリア後おまけモードにて花札が楽しめる。
・PS2版:「月華の剣士1・2」として前作とカップリング。ネオジオ版に準拠。若干のロード時間あり。(残念ながら花札は入っていないw)
「餓狼 Mark of the Wolves」 ドリームキャスト版、PS2版が存在。ネオジオCD版では発売されていない。
・ドリームキャスト版、PS2版共に:ネオジオ版に準拠。若干のロード時間あり。
以上です。PS2やドリームキャストで発売されているタイトルは、ほぼ完璧な移植に加えてロードも気にならない速さ。いまネオジオゲームをプレイするなら、それらの移植版かバーチャルコンソールなどの完全移植のダウンロード版の購入がオススメです。




