PCエンジン「モンスターメーカー 闇の竜騎士」その3(+個人的評価)
砂漠を渡り、ソルレンド大陸のバルバッサ村に来たところから再開です。
バルバッサ村の右上の村長の家で村長に話しかけるとイベント。
村を救うためには「ルーの魔道書」が必要で、それを手に入れるためには3つの塔を攻略する必要があるとのこと。一つ目の塔に入るための合言葉を聞きます。 村を出ようとするとイベント。「ワーワン城」に向かうことに。
バルバッサから南東に進むと「ワーワン城下町」
城に向かうと、城の入り口で門前払いされる。
一行は仕方なく、ルーの魔道書を取りに、ルーの塔へ。
ワーワンからまっすぐ西に進むと、海に突き当たるので、そこから北に行くと、3つの塔の内のひとつめ、第一の塔がある。
6階の水晶の間にてボス戦。ボスは「アルジュベール」。
炎がやっかい。……実はテラーが有効。(ある程度の魔力は必要となるが)
倒すとイベント。第二の塔の合言葉を教えてもらう。
第二の塔は第一の塔から少し南に行ってから、海沿いに西に進むとある。
……この塔についてはひとつ注意点がある。説明書に挟まれていた注意書きのメモをご存知だろうか?
メモには、「ソルレンド大陸の第二の塔『バッソの塔』の入口を開けた後は、最上階の水晶球のメッセージを聞くまでは塔外部に出ないでくさだい」みたいなことが書かれていたはず。
そう、この塔が問題の「バッソの塔」なんです。一度でも塔を出ると、詰みます。塔を出てしまったら即座にリセットしましょう。
そう言うわけで、この塔。入ったら、回復アイテムを買いに帰れない上、敵は強いし、塔は複雑。かなりの難所となってます。
(1階で隠し階段に気付けないと、ひたすら迷う。塔に入って左に進み、最初の小部屋の真ん中の壁に隠し階段がある)
最上階でボス戦。ボスは「ヌルジュベール」。……帰れないダンジョンのくせにボスも強い。
今度は冷気がやっかい。こちらも魔力が上がっていればテラーが入る。(効かない場合は魔力不足)
倒すとイベント。第三の塔への合言葉が聞けます。(そして、ようやくこの塔の呪縛から解放されるw)
バッソの塔からまっすぐに東に向かうと、「ヒューラムの村」があります。
ここが今作での最後の村になります。特にイベントはありません。
宿屋、道具屋、時の番人があるので、ここを最後の拠点に使ってください。
ヒューラムの村から南に向かい、少し西に歩いたところに洞窟があります。
この洞窟を抜けた先が、第三の塔「ルーの塔」です。
まずは宝箱の回収といきましょうか。事実上、ここで拾える装備は最強装備になるので、かならず回収しましょう。
まずは塔の西側に進み、西側から内側に入ろうとすると、会話イベントが発生。そこから地下に向かい、地下の袋小路に隠し階段。「ファイヤーボウ」「イグナローブ」「マジックリング」などが拾えます。
階段を登り、4階の矢印壁の罠で3階中央通路へ。4階に登ると、中央通路の真ん中に水晶球が。
ここの水晶ではボス戦はないみたい。水晶球に触れるとイベント。その後、東側に通路を進むと会話イベント。
東側1階に強力な剣「トルネード」と、誰も装備できない鎧「ヘビィメタル」が。
東側の地下には「バイタロール」の魔法があるけど、バイタロールって。当然もう買っちゃってますよね? ここは「フルバイタル」を置いとかないと。
東側二階に「ミストシールド」。ロリエーンでも装備できる希少な盾。
そして、東側4階に「アイスクラウン」。これでここの装備品は回収完了。
最終セーブデータを残したいのなら、ここで一旦帰還。ヒューラム村でセーブしておこう。
最上階。ルーの魔道書に手を伸ばすとイベント。
メインキャラであろう「ディアーネ」の登場。ディアーネをかばってラクーナが戦線離脱。そしてラスボス戦。
ラスボスは「Gクロー」。……ルーの書の番人みたいな奴がラスボスですw
毒は3回食らうと死亡。「恵みの水」を多めに持ってきましょう。テラーが入るまで魔力を上げてからこればなんなく戦えます。
戦闘終了後、「モンタズナ」が乱入し、ルーの書を奪われます。
モンタズナに頭部を斬られるディアーネ。鉢巻がほどけ、その下からライアと同じサークレットが。
ルーの塔はモンタズナの戦艦に囲まれて――
以上で終了です。お疲れ様でした。……言いたいことはわかりますが、こんな終わり方なんです、はい。
クリアまでのプレイ時間は16時間くらいでしょうか。(プレイ時間表示がないため、筆者のだいたいのプレイ時間)
後半、フィールドのBGMが変わってから、なぜか「魔界八犬伝SHADA」と同じ空気を感じました。
シナリオがオーク王の討伐に入ってから、一気に雰囲気が変わります。
最後の3つの塔は地獄です。敵は強いし、ボスも強い(多分、筆者のレベル上げ不足)。ボス戦でテラーが大活躍でした。
しかも、2つめの塔は帰還禁止。アイテム袋いっぱいに「魔法草」を持ち込んでも、不安で仕様がありませんでした。
戦闘フリーズは、前半のダークエルフの森で頻発。あとはソルレンドで一回ありました。(バッソの塔で発動しなくて本当によかったw)
筆者はモンスターメーカーは大好きで、ゲームボーイ版やファミコン版にハマって、PC98版やボードゲーム版(いわゆる非電源系ゲーム)も楽しみましたので、キャラクターには思い入れがありました。
このゲームは価格暴落後に購入していますが、続編の「神々の方舟」には大いに期待していたんですよ……
個人的評価といきましょうか。
キャラクター「A」 よく知るキャラクターたちが見せる話の掛け合いは楽しい。キャラクターボイスは、各々で築き上げたイメージがあったので、多少違和感あり。
シナリオ「B→C」 前半は先が気になって楽しみがあった。オーク王討伐から、ちょっと中だるみ。最後があれでは……
システム「C→D」 無難なRPG。ただ、モンスターメーカーは一度も使わなかったなぁ。……前の町に戻れない仕様は地味にキツイ。
デバック評価「D」 バグがひどい。特に条件がわからず発動する戦闘開始直後のフリーズ。あれは怖い。……あと、ラクーナは傭兵ではなく、ウルチと同じスポット参戦キャラにすべきだったのでは?
現在でのお買い得度「B」 2018年1月現在での中古相場は300円ほど(筆者購入時は新品で980円だったw)。――うん、300円の価値は充分にあり。キャラクターの掛け合いは楽しいので、他機種でモンスターメーカーのキャラクターを知った人なら、プレイする価値はあるでしょう。