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無能な僕はこの世界で、精神科医の夢を見る  作者: 精神科医Tomy
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おかえりなさい

「ルーラさん」 

僕は、気が付けばハンカチをルーラに差し出していた。それを見て、ルーラは手を自分の目の辺りを触れる。


「あっ、私泣いてる……」

 はじめてそこでルーラは、自分の涙に気が付いたようだ。そのあとルーラは急に自分の頭を片手で抑えた。


「大丈夫ですか? 頭痛?」

かなり痛いようだ。ルーラは両手で頭を抱え、無言で小さく(うなず)いた。しばらく押さえ続けたあと、とうとう彼女は床にしゃがみこんでしまった。


「ルーラさん、大丈夫ですか?」

レクサも、ルーラの隣にしゃがみこみ、顔を覗きこむ。


「大丈夫、大丈夫……」

ルーラはふらふらと立ち上がろうとした。慌てて僕とレクサが彼女に肩を出しだす。ルーラは僕たちの肩に両手を載せて体を支えた。その遠慮のない仕草、声のイントネーションに僕は違和感を感じた。


まさか……。


「ルーラさん、僕の名前は」


やっと立ち上がったルーラが僕の顔を見てにやりと笑う。


「知っているよ。ただいま、能無し。

 いや、違った。お前の名前はデュロ。

 私の、消えることのない希望」


おかえりなさい。ルーラ。






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― 新着の感想 ―
83/83 そっか「つづく」はないのか… 次のストーリーは? それから どうなる? 読者一人ひとりに 託されたのかもな 毎日の更新 とても楽しみで 励みでした 正直かなり寂しくなります 素敵なT…
Home おかえりなさい…読書で目頭が熱くなるのは 久しぶり 醤油の登場 レクサとデュロの淡く切ないやり取り ルーラの復活 どれもがわくわく感をどんどん加速させる ルーラとデュロの出逢いは お互いに…
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