表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能な僕はこの世界で、精神科医の夢を見る  作者: 精神科医Tomy
Journey

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/112

再会

「今のは……?」


 気が付けば、僕は誰かに話しかけるでもなく、つぶやくように言葉を口にしていた。

 皆がザワザワとしている中、ただ一人、無言で光が消えたほうを眺めている存在があった。


「大丈夫かい、レクサ?」


「う、うん」


 そして、僕は、彼女の顔がまた青ざめていることに気が付いた。


「発作が出そうなのかい?」


 レクサは少し無表情になり一瞬考えたあと、首を小さく横に振る。


「ううん。 でも、薬を使わせてもらうわ」


 彼女はそう言って、携帯している薬の瓶から、一匙口に含む。僕は彼女が、以前に比べて薬に頼れるようになってきていることに気が付き、少し嬉しくなった。


 しかし、発作でないとすると、今彼女を不安にさせているものは何なのだろうか。


 「まあ、みんな。とりあえずもう時間がない。ゾロゾロ号に乗って引き返すぞ」

 クロン爺が号令をかける。


 結局レスリンの泉は消えていたし、ルーラもどこにいるのかわからずじまいだ。しかし、それは口にするまい。悔しいのは皆同じだろう。


 「おいっ、あれは誰だ」


 皆が乗り込み終わった瞬間に、ゾロが叫ぶ。彼が指さした場所は、巨大な穴のすぐ脇。まだ食べられていない巨大な木の根元。


 そこに倒れ込んでいる女性。彼女を見た瞬間、僕の頭の中に声が聞こえてきた。


「おいっ、起きろ。この無能」


 その姿はルーラ。


 間違いなくルーラだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ