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無能な僕はこの世界で、精神科医の夢を見る  作者: 精神科医Tomy
Journey

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悲しい過去

 そこまで聞いて、さっきのリタの言葉が頭に浮かんだ。


「えっ、じゃあ『緊急事態省』が初めて招集されたときというのは……」

「うん、そう、デュロ。この時だ。そして、真っ先に名乗りを挙げたのが、当時一村人に過ぎなかったルーラだ」


「なぜ、ルーラが……」

「それは……」


 クロン爺が言い(よど)む。

「それは?」

「ルーラは昔、夫とまだ幼い息子を魔物に襲われたことがあるんじゃ……」


 そうか。夫と子供が家を出ていったという噂は間違いだったのか。


 クロン爺は、言葉を続けた。

「ルーラは、ある日、家族と共にレスリンの泉に出かけた。魔物はいるが、当時あのあたりは安心して遊びに行ける場所だと思われていたんじゃ。ただ実際にはそうじゃなかった。


 捜索隊が彼らを発見した時、ルーラだけが辛うじて息があった。当たり前だが、本当に彼女は辛そうでな。幼馴染だった(わし)は、何と声をかければいいのかわからんかった」


 僕は、クロン爺の目の辺りが少し赤くなっていることに気が付いた。

 

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― 新着の感想 ―
 人は それぞれの物語の担い手であり、想像の斜め上なんて朝飯前に生き抜き 生かされてもいます。こっちの世界にも そんな当たり前があること、人間臭さが妙に嬉しくなります。  誰しも様々な顔を内在して暮ら…
2025/09/01 09:37 我が名はフェク
わくわくどきどきなアニメーション化も眼にうかぶよう、ますますたのしみです。
2025/08/31 18:33 いきじしろぬ
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