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無能な僕はこの世界で、精神科医の夢を見る  作者: 精神科医Tomy
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謎の発作

 村から出て、次の目的地に向かおうとしたとき、魔物のグループに出くわしたんです。特段大した魔物ではなく、普通の吸血蝙蝠(きゅうけつこうもり)。しかもたった三体。私にとっては一撃で倒せる敵です。

 一気に()ぎ払おうと思ったんですけど、その瞬間私は息ができなくなったんです。


 厳密に言うと、本当に呼吸ができないわけじゃないです。でも、まるで首を絞められたかのように苦しい。そして激しい動悸、めまい、手足のしびれ。私は、この魔物が実は未知の魔物で、妙な魔法にかけられたのではないかと思ったんです。でも奴らは何もしていなかった。


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 そんな身動きのとれない私に奴らは次々と攻撃してきたんです。一つ一つは大したことのない攻撃だけど、このままだと私はやられるかもしれない。こんな雑魚相手に。やばいと思って、とても恥ずかしいことだけど、私は逃げようとしたんです。


 でも、回り込まれてしまった。このとき、私がどれだけ大きな恐怖を感じたことか。逃げられない。私は半狂乱になって何度も逃げようとしたんです。何度か試して、やっと逃げることができました。


 そして、その日はそのままこの村に戻ってきました。そのときには私は回復していたけれど、なぜあんなことになったのか理解できなかった。でも、これでも私は勇者です。そんなこと気にしているわけにはいかない。もう一晩この村に滞在して、翌朝気を取り直して再出発することにしたんです。


 その晩早めに寝たせいか、翌朝は絶好調でした。前日のことも「まあ、こんなこともあるわよ」と流せるぐらいの爽快な気持ちだった。私は気を取り直して、村を出ました。


 でも、村を出て程なくして、私はまた同じ発作に見舞われてしまったんです。

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