朋美の告白
私は、貴方の言うように、セナよ。
元の世界で、私はレクサの妹として生まれたわ。私はどうやらとんでもない魔力があるようで、物心ついたときから周囲は怯えていた。そう、両親ですらね。
表向きは、優しくそれなりに大切にされていた。でも、みんな私に本当の考えを見せない。私は、孤独だったの。そして、周りの子供と違う扱いに怒りを覚えていたの。誰もが、偽りの笑顔で、機嫌をとる。本当は一緒に笑い、一緒に哀しみ、一緒に怒り、ダメなときはダメだと私が泣くほど叱ってほしかった。でも、誰もそんな風に接してくれない。私はその怒りを皆にぶつけてみた。でも、誰も本音は見せてくれない。これでもか、これでもかと、私はどんどん荒々しい子どもになっていったわ。
でもね、厳密にいうと私は孤独ではなかった。私の辛さを理解しようとして、手を差し伸べようとしてくれた人がたった一人いた。
そう、姉さんよ。
姉さんだけは私に怯えなかった。私の魔法で時に怪我もさせてしまった。それでも、私に心身ともに近づいてくれた。私はそれに素直に従い、仲良しの姉妹になる方法もあった。というより、そうすべきだったと思う。
でも、私はそれができなかった。私は姉さんにひどいことばかりしていたわ。レクサ姉さんは、魔法が使えない。だから、真面目に武力を磨いていた。そんな姉さんは誰も慕われていた。私が理想とする扱われ方をされていた。
だから嫉妬して、むしろ姉さんを一番傷つけていたわ。そうすると、姉さんはまた悲しそうな顔をする。すると私がまたカッとなる。私は自分の運命が嫌だった。姉さんみたいに、魔法一つも使えない普通の人間になりたかった。
そして、私はとうとう、ある恐ろしい計画を立てたの。そして、姉さんも、私のように孤独にしてやろうと思った。




