表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能な僕はこの世界で、精神科医の夢を見る  作者: 精神科医Tomy
New World

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/113

やっと……。

そこには真っ白な世界が広がっていた。明るい。久しぶりに見る白い灯りだ。

よく見ると真っ白な中に、黒いうっすらとした線が縦横に入っている。そして、その中に見えるアリの巣のような、大理石のような模様。


なつかしい。これはとてもなつかしいものだ。


そう、これは()()()()()()


それを自覚した瞬間、鼻腔に刺激的な匂いがうっすら入ってくることを認識する。

消毒薬の匂いだ。


つまり、ここは。僕の頭の中に、ある考えが湧いてくる。それはあまりにも待ち遠しく、期待していたことだ。ただ、それが現実になったなんて、にわかには信じられなかった。


さらに何かを確認するように、僕は首に力を入れてみた。そして、そろりと動かしてみる。よかった。ちゃんと動く。


やはり、僕はどこかの病院の、病室の中にいる。


そして左手に、誰かがごそごそと動く気配がする。僕は左側に顔を向けた。僕の左手には、看護師と思われるスタッフが何やら作業をしていた。僕は声をかけようとしたが、声は出なかった。ただ、その必要はなかったようだ。僕の首や視線の動きで、彼女は僕に気が付いた。


「大変!

 中川さん、中川さん。

 わかりますか?」



わかるとも、わかるとも。ここは病院だ。

そして、ここは元の世界だ。


僕はせいいっぱいの力で(うなづ)いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
中川先生がついに覚醒ですね…早く元気になりますように。 これは元の世界なのか、未来なのか。 いろんな捉え方ができるお話だと思います。 私には、レクサと朋美が連動しているような気がしてなりません。何らか…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ