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第5話 教育

母と共に迎えに来た馬車に乗り込み本館に向け移動する。

すると母親に色々な注意を受ける。

「本館では礼儀正しくしなさい」

「奥様には礼儀を忘れずにしなさい」

「何時如何なる時も貴族の品を忘れずに」

それには大人しくはいと答えておく。

そして二時間程馬車で進むと本館に着いた様だ。

馬車から降りる時にメイドに補助を受けて降りる。

「どうもありがとうございます」

メイドにお礼を言うと玄関前に居た執事が文句を言ってくる。

「メイドごときに礼を言うとは貴族教育が全くなっていませんね」

「礼には礼で答えて何が悪い」

執事に向けて覇気を込めて言うと執事は顔色を悪くしている。

「奥さまを待たせる訳にはいきませんね」

慌ててドアを開けると部屋へ案内する。

部屋には婦人が二人座っていた。

「あなたが五男のシュンね、挨拶は出来ないの」

「礼儀も成っていない相手にする礼は持っていない」

「スミス、礼儀の成っていない子には躾をしなさい」

「坊っちゃん、奥さまの命令ですので怪我しない程度に躾をさせていただきます」

そう言って向かってくる執事に対して殴りかかってきた手を合気でいなして投げ飛ばし追撃を行う。

そして起き上がるのを待っていると追撃で気絶したようで立ち上がる気配は無い。

其ならばと第一婦人と第二婦人らしき人集中してへ覇気を込めて威嚇する。

「躾の成っていないってのは誰のことだ、礼儀の成っていないおばさん」

「スミスさっさと立ち上がってその子を懲らしめなさい」

そう命令するが執事は身動き一つしない。

更に覇気を強めると第二婦人らしき人は気絶する。

するとドアを開け老人が部屋へ入ってくる。

「どうしたんじゃこれは」

「お父様、躾の成っていない五男に罰を与えて下さい」

老人は第一婦人の話を聞くと回りを見渡し動こうとする。

僕は魔眼を発動し鑑定と未来予測を行うと老人は少し驚くと襲い掛かってくる。

僕は魔眼で読んだ動きを利用して合気で投げ飛ばし追撃を掛けようとしたら老人は謝る。

「いや娘に言われて懲らしめようと思ったが勝てそうにないな、済まなかった」

追撃を止め様子を見ていると老人が更に話し始める。

「しっかり見ていたがお主の眼は伝説の勇者だけが持っていた魔眼だな」

「勇者の持っていた魔眼って何ですか」

「今のお主の眼は碧眼だが発動すると勇者と同じく金の眼になっておったぞ」

その辺は気付いていなかったので黙っておく。

「アンナよセナを連れて下がっておけ」

そう言われ第一婦人はメイドを使って第二婦人を連れて部屋から出ていく。

「二人に絞って発揮した上でも別館のわしが気がつく程の覇気と言い、勇者と同じ魔眼とはお主は何者だ」

そう言った所で廊下から五人の子供が部屋に入ってくる。

「この子が私達の弟なのね」

「髪は母親譲りの銀髪で瞳は父に似た碧眼なのね」

「兄弟姉妹は仲良くしましょう」

「後は妹がいるのね」

「早く会いたいな」

軽い騒ぎの中子供達が集まっている部屋で兄のフェルドの隣の部屋に決まった。

その後家庭教師がやって来てテストを受けると計算や読み書きに貴族のマナーは問題なく後は自習で歴史を学べば小学校へは行く必要は無いだろうと結論が出た。

そして祖父には回りに隠して勇者の転生者だと教えた。

すると祖父は使用人の中で貴族優先主義の使用人を次々と解雇し代わりは能力が有れば獣人でも構わず採用して娘の第一婦人と第二婦人を説得していく。



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