校長先生
〈ドーーーーーン。〉という大きな音とともに何かの上に2人で落下した。
会場はシンと静まり返った。
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
「「「「「ギャハハハハハ。」」」」」
「また出たよ。いつもの金銀コンビだ~。」
ぼくの髪の色が金 エル姉の髪の色が銀なので誰かが呼び始めた名前だ。
「う~ん。」
「?????。」
エル姉を見ると見事に目を回して気を失っている。
たいしたケガもなく、状況を確認すると・・・校長先生がクッションになり助かったようだ。
「またおぬしらか?ケガはないか?」
「ぼくはだいじょうぶでしゅ。エル姉は気絶しているだけでしゅ。」
「皆の者 ちと騒がせたのう。この2人のことを知っている者も多いようじゃ。」
「2人にはこの後 わしが直々に話をするから入学式を進めのじゃ。」
職員席のトワ母さんとシル先生を見ると、俯き肩をプルプルと震わせている。
『怒ってるだろうなぁ。心配かけたなぁ。』と考えてると、エル姉が目を覚ました。
「どうしたにゃ ゲッ 黒親父 どこ触ってるにゃ ロリ黒親父にゃ。」
「ま~た この銀猫娘は 後で校長室に来るんじゃ。」
その後、目が死んでいる2人の母親に、速攻校長室へと連れ去られた。
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今 2人の母親に逃げないようにはさまれ 校長室のソファーに校長先生と向かい合わせに無言で座っている。
「今日は一段と騒がせたのう、エル スコール。」
「「申し訳ありません。」」
「「ごめんなさいにゃ(でしゅ)。」」
「年齢の割に2人とも賢いから 今までほったらかしだったわしにも責任がある。そうじゃ これからはわしが昼間は2人の面倒を見よう。」
「「「「エ~~~ッ!!!!」」」」
「トワ先生とシル先生も昼間は忙しいじゃろう。その点わしは暇じゃ。ちょうど暇をもてあましていた所じゃ。わしに2人を任せてくれんか?」
しばらく2人の母親は考えていたが、お互いに目を合わせ、
「「よろしくお願いします。」」
と声に合わせて深々と頭を下げた。
「よ~し。これからは暇つぶ・・いやいや 臨時の魔法学園幼稚舎を開くのじゃ。2人はわしのことを〈おじい様園長先生〉と呼ぶのじゃ。」
「長いのにゃ ロリじじでいいのにゃ。」
「じじ先生。」
帰宅後、2人ともそれぞれの母親にこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
ただし、トワ母さんは基本ぼくに甘いので、しょげていると一緒にお風呂で優しく全身を洗ってくれた。
元アラフォーの日本人としては、眼福であったことを心のメモリーに刻んでおこう。
最後まで読んでくれてありがとうございます。




