新聞部の変人 序章
「あなたが人気で人を集めている時、近くであなたの文句を言っている人がいたから話を聞いてみたんだ。もうどんな人かも顔も覚えていないけど。名前も聞いてないしもし覚えていてもあなたに言うつもりはない」
「彼らはこう言ってたの。本当はこの学年にはあいつよりも人気があるやつ、ガクっていうやつがいてその岳があいつの親にどこかに消されたらしいんです。ユウサクの親は市議会議員だからなんでもできるって。しかも勇作のやつ親に自分が人気になりたいから頼んだらしくとんだ卑怯者ですよね」
「そんなウソみたいな情報を信じていたからそれについても聞いてみたいと思って。もし本当だったらスクープじゃない。もし違ったら本当のことを新聞に書こうと思って」
「新聞?もしかして新聞部。たくさんのうわさを作り出していることで有名な新聞部の人?やっぱり好きですねえ、スクープ。もしさっきのが嘘でも結局少し加工して僕を悪者にしてもっとめんどくさい噂を作ろうとするんでしょ。そんなのに協力するなんて御免だね。早く帰ってくれよ」
彼は私が新聞部だということを知ってから急に態度を変えた。これは、もしかして他にもばれたくないものでも持っているのか。私に見抜くことのできないことはほとんどない。その人の素振りや話し方でもわかる。私はそう自信を持っている。
見抜くといえば前に大きな出来事があったなあ。
次は少し長い新聞部の出来事にしようと思います。読んでくれてありがとうございました。