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prologue2 〜優子〜

「優子〜、ごめん待った?」


腰まで届く長い栗色の髪を揺らして少し左足を庇いながらも急ぎ足でくる小柄で可愛い彼女は小学校からの友人 柏木美桜だ


「美桜!急がなくていいから!ゆっくり来なさい」


彼女は高校生の時、家族で旅行中事故に遭い両親を亡くし、彼女自身も左足に大怪我を負った

一時期は歩くことも難しいと言われていたが、両親に守ってもらった命だからと辛いリハビリを乗り越えて、多少の不自由さはあるもののこうして歩くことができるようになった

ただ長時間歩くことはできないし、無理をするとひどい痛みが出、熱が出てしまう

本人は周りに迷惑をかけてしまうからとつい無理をしがちで

こうして声をかけることもしばしばだ


「ごめんね。そこの公園の桜を眺めてたら時間が経つの忘れちゃって」


「大丈夫よ、そんなに待ってないから

そこの公園の桜って本当に綺麗だものね」


「うん。それにとってもステキな人に会ったのよ。桜もだけどその人にも見とれちゃった」


そう言っていたずらっ子のようにペロッと舌を出す美桜こそ人の注目を浴びるほどの容姿だということに気付いていない

でも


「美桜がそんなこと言うの珍しいわね」


普段どんなにかっこいい人に出会ってもさほど気にすることもないのに


「う〜ん。凄く顔が整ってたんだけど、そうじゃなくてなんだか胸の奥でパズルのピースがはまったようななんだか不思議な感覚っていうか」


さっきの出来事を思い返すように人差し指を顎に当て、少し首を傾げて喋る美桜は今まで見た中で一番綺麗だった

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