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私のパパはバハムート  作者: 宇田川ミツキ
最初の休日編
3/26

プレッシャー

ー守の部屋ー



ガチャ




老兵「若、お待ちしておりました」





守「うおぁお?!びっくりしたぁ!!



…誰だよ…あんた?こ、こ、こでなにやってんだ!」





バハムーコ「爺や!どうしたの?」





守「爺や?!昨日の話のか?!」





バハムーコ「そうそう!私の爺や





老兵「お嬢様、お元気そうで。若、勝手にお邪魔させていただいてます。ご無礼をお許しください。お父上から伝言をお預りしてございます」






守「伝言??」






バハムーコ「パパから?!」






老兵「はい、早急に若とお嬢様にお伝えするようにと言付かっております。ではさっそくでありますが、読み上げます」





ーーーーー愛しの、ムーコへ




パパだよ。ムーコ元気か?

旦那さんとは上手くいっているかい?

パパは心配で心配で、街一つ消し去りそうです。



旦那さん、君とはまだ会っていないよね。龍族の掟だ。君を灰にしてしまいたいところだが、娘が選んだ道。私も一人の男として応援しよう。

だが、私の愛しの娘を嫁にもらっておいて挨拶もなしとは、些か無礼ではないかね?

仮にも私は龍族の王だ。君の対応しだいでは明日にも人間界は滅亡するだろう。


分かるね?君は今から何をするべきか、良く考えることだ。



PS ムーコには一日五食、お昼寝付きでの条件で嫁にだしたつもりだ。では、頼むよ。





以上です。






守「以上です、じゃねーよ!!脅迫じゃん!?あっさり人類の未来がかかってんじゃん!!あかん、コレあかーーーん!」ガビーン






バハムーコ「あちゃー忘れてた。パパにすぐ挨拶に行くねって言っちゃってた」






守「バカ!なんで言わねーんだ!!」あせあせ






老兵「では、確かにお伝えしましたのてま私はこれで失礼します」シュン






守「き、消えた……マジなんだな……これも魔法なのか…

お前が言ってた事って本当なんだ…



はっ!!って感心してる場合じゃない!人類が滅亡してしまう!




バハムーコ、パパはどこにいるんだ??魔界か?魔界なのか??」






バハムーコ「はい、魔界の家にいると思いますよ!」




守「よし、菓子折り持って今から行くぞ!!はよ支度しろ!!」






バハムーコ「はい!旦那様!」


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