プレッシャー
ー守の部屋ー
ガチャ
老兵「若、お待ちしておりました」
守「うおぁお?!びっくりしたぁ!!
…誰だよ…あんた?こ、こ、こでなにやってんだ!」
バハムーコ「爺や!どうしたの?」
守「爺や?!昨日の話のか?!」
バハムーコ「そうそう!私の爺や
老兵「お嬢様、お元気そうで。若、勝手にお邪魔させていただいてます。ご無礼をお許しください。お父上から伝言をお預りしてございます」
守「伝言??」
バハムーコ「パパから?!」
老兵「はい、早急に若とお嬢様にお伝えするようにと言付かっております。ではさっそくでありますが、読み上げます」
ーーーーー愛しの、ムーコへ
パパだよ。ムーコ元気か?
旦那さんとは上手くいっているかい?
パパは心配で心配で、街一つ消し去りそうです。
旦那さん、君とはまだ会っていないよね。龍族の掟だ。君を灰にしてしまいたいところだが、娘が選んだ道。私も一人の男として応援しよう。
だが、私の愛しの娘を嫁にもらっておいて挨拶もなしとは、些か無礼ではないかね?
仮にも私は龍族の王だ。君の対応しだいでは明日にも人間界は滅亡するだろう。
分かるね?君は今から何をするべきか、良く考えることだ。
PS ムーコには一日五食、お昼寝付きでの条件で嫁にだしたつもりだ。では、頼むよ。
以上です。
守「以上です、じゃねーよ!!脅迫じゃん!?あっさり人類の未来がかかってんじゃん!!あかん、コレあかーーーん!」ガビーン
バハムーコ「あちゃー忘れてた。パパにすぐ挨拶に行くねって言っちゃってた」
守「バカ!なんで言わねーんだ!!」あせあせ
老兵「では、確かにお伝えしましたのてま私はこれで失礼します」シュン
守「き、消えた……マジなんだな……これも魔法なのか…
お前が言ってた事って本当なんだ…
はっ!!って感心してる場合じゃない!人類が滅亡してしまう!
バハムーコ、パパはどこにいるんだ??魔界か?魔界なのか??」
バハムーコ「はい、魔界の家にいると思いますよ!」
守「よし、菓子折り持って今から行くぞ!!はよ支度しろ!!」
バハムーコ「はい!旦那様!」