登場人物リスト【第一章終了時点】
○登場人物リスト(本編登場順)
・ライラ・アーヴィング(21)
本作主人公。前世の記憶を持つ、いわゆる転生者。男性向け恋愛シミュレーションゲームだった世界に転生したものの、ゲーム時間軸及び出来事にはほぼノータッチだった。
両親がおらず、実父の幼馴染だったというレーヴィ伯爵に引き取られる。十六歳で女学院を卒業した後は、母校にて教鞭をとっていたが、退職。義弟からの依頼でアレックスの臨時補佐官を務めた。現在絶賛就活中。金茶の髪に緑の瞳。
・ジークヴァルド・フォン・レーヴィ(16)
レーヴィ伯爵家嫡子であり、ライラとは血のつながらない義姉弟。政務官として王宮に出仕している。義姉に対しては基本的に辛口対応。眼鏡。黒髪黒瞳。
・アレックス・ゲインズ(16)
第二兵団第三小隊隊長にして、僅か十五歳にして将軍の称号を贈られる。ジークヴァルドとは親友。ライラの前世の記憶ではギャルゲー世界の主人公だった。ゲームでいうハーレムエンドを迎えたようだが……。焦げ茶の髪と瞳。
・聖女(209)
神がかりの神子。聖女と呼ばれ、肉体の時を止めたまま二百年を超える歳月を教会で孤独に過ごして来た。文字通りただの神の器だった期間が長く、年齢の割に精神はまだ幼い。理事長ことユリウスとは犬猿の仲らしい。白髪紫瞳。
・カミラ王女(21)
国王唯一の継嗣にして未来の女王。自らの親衛隊を実力で統べる武闘派王女。身分を隠して女学院に通い、ライラとはルームメイトだった。赤髪茶瞳。
・ディオン・マーベル
王女の親衛隊隊長。四十前後らしいが、年齢の割に若い(自称)。黒髪青瞳。
・ディエナディア・グランロッソ(16)
王室研究所所属研究員。機工機関士でもあり、歴史上唯一完全な自立型自動人形を作り上げた機工機関士に憧れ、その子孫かもしれないライラに興味を持っている。茶の髪と瞳。
・ミリア・トラッドフォード(17)
アレックスの幼馴染。パン屋の看板娘だが、自分で料理をすると食材が爆発するある意味天才料理人。スロトベリーブロンドに、赤茶の瞳。
・ルル&ロロ(?)
ジークヴァルドの側室。実際はライラの護衛を担う戦闘型自動人形。瞳が桔梗色なのがルル、空色がロロ。髪はどちらも銀色。無表情がデフォルト。
・ユリウス・フォン・ソルヴェール
ライラの心中では基本的に理事長呼びされる青年伯爵。王立女学院理事長、王立騎士養成学院、王立魔術学院理事、ソルヴェール伯爵、王宮財務官を兼任し、伯爵領では製糸業を中心とした領地経営を行っている。ライラに求婚している。金髪碧眼。
・ヴェイグ・エーダー
第二兵団団長。アレックスの上司でユリウスの友人。口下手で強面だが苦労人。
・レイチェル・クラン(21)
王宮侍女。ライラと同じ前世持ち。重度のオタクだが擬態は完璧。ライラとは一応幼馴染。自称黒幕系女子。
・ディノイア・フォン・レーヴィ
現レーヴィ伯爵にしてライラの養父、ジークヴァルドの父。養い子であるライラを溺愛していて、「私の天使」呼びをしている。アレックスの家令スチュワードに変装していた。三十代の時に当時十代後半だった妻を娶り、彼女との間に長男ジークヴァルドをもうける。ロリコン・ヤンデレ疑惑が濃厚に漂うが、ライラは気のせいだと思うようにしている。
○その他
・アーノルド、スコット
アレックスの屋敷に従僕として潜入していた、武器横流しグループの一味。ライラを一時誘拐する。兵団によって牢に囚われた後、アーノルドの手によって関係者が皆殺しにされ、アーノルド自身も服毒自殺した。ハイムダール・フォン・ゲルトハルトとの関連が指摘されている。
・ハイムダール・フォン・ゲルトハルト
現王妃の従姉弟にして、王国に二家しかない公爵家の元公爵。半年前の王女暗殺未遂事件をきっかけに、アレックスの協力を得た王女によって悪事を暴かれ、獄に繋がれた。そのまま処罰を待つはずだったが、脱獄。騎士団の遊撃隊を中心とした部隊によって行方が捜索されている。




