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とある一冊の本
・・・ある日、legendの家にて
「・・・けほっ、げほっ。しっかし酷いなぁ~。この屋根裏部屋、久々に大掃除してるけど。」
「仕方ないよ、あまりこの部屋使わないんだからさぁ。」
「この部屋の管理人であるふみかが悪い。」
「酷いよ、零夢!(泣)」
と、その時。legendの頭上に一冊の古びた本が・・・
「痛ってぇっ!・・・何だ、この本?」
「日記・・・みたいだね・・・。」
「見てみるか。」
「これって・・・。懐かしいね。昔のあたし達だよ。ほらお師匠さんも写っている写真もある。」
「アルバムだったんだな。でもこれ、ほぼあたし達のが多いね。」
「・・・お師匠さん、いっつも私達を撮ってくれてたもんね。」
「あれから、もう8年経つのか・・・。」
「そうだね・・・。」
「・・・確かに。時間というものは流れが早いな。」
「そういえば、消去部に入部する前の覚えてる?」
「ゴウ達がつくった“Little Solldiers”だっけ?」
「“小さな戦士達”か。」
「あたし達の出会いの意味を籠めてね。」