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緑色の目の男の子
「…緊張するなぁ」
私、ニーナは、ファンシル王国の王都ナルシルにある、ナルシル色彩学校の卒業試験を受けに来ました。
ファンシル王国はゾシール大陸の最北端の国で海に囲まれており、隣接する国が少なく、比較的平和な国家です。
ここでは数え年で12になると学校に入学することができ、18になると卒業試験を受けることができます。
貧しい家庭では子供が仕事の手伝いなどをしているから、ある程度家が裕福でないと学校に通うことはできません。私は幸運にも、勉強するための時間を確保できるくらいには裕福で、親も学校に通うことを許してくれました。
狭き門だからこそ、学校に通い卒業できると、城での勤務や色彩官など、高給な職につけるようになります。




