表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/92

【番外編】⑫『暇つぶしの姫は、女子力が高そうな料理名のばかり、作れるそうです。』

「うんうん、私は料理の腕もっと磨きたい」


 考えていたら、暇つぶしの姫を中心に、“暇つぶし会”の会話が進んでました。暇つぶしの姫が、股間でなくて、えーと、膝の上あたりを、片手で押さえながら、空いてる手の人差し指を頬に沿えています。男受けを狙っているみたいです。ヤナ感じです。


「私、加登かどさんの料理教室参加したいな、家庭料理しか作れないの」


 暇つぶしの姫に、俺木でなく浪前ろうぜんが、口を開こうとしているので、わたしが先に発言します。俺木なら会話を割って邪魔したら、あとが面倒そうなのでしません。

 姫は、一回表情がなくなってから、わたしに顔を巡らせています。


「ひめ……、えー、凄い! 料理得意なんだ。どんな料理作るの?」


 うっかり、姫って言ちゃった。でも、その後はヨイショ声で持ち上げて、場を切り抜けれました。へへ、どうせ、レンジでチンの家庭料理だろう。わたしの脳内では、意地悪な、声が響いた気がします。


「ビーフシチューとか、グラタンとか、スイーツなら、クレープ、モンブランとか、ケーキを家で作るよ。和菓子も作ったりする」


 難易度が高そうな料理名ばかり並べやがって! 姫は、大きな瞳を輝かして、女子力だけでなく、鼻まで高いです。

 俺木や浪前ろうぜんは尊敬の眼差しで、暇つぶしの姫を見上げています。暇つぶしの姫が、料理の話をしたのは、自分の料理自慢をできるからでしょう。

 わたしも負けれない! 毅然として、胸をそらせながら、胸のボリュームを強調するかのようになってしまいました。暇つぶしの姫を見上げながら、両手を頭の後ろで組んで応じます。


「わたしも料理作るよ……」

「どんな料理が得意なの?」


 おのれ、暇つぶしの姫め。わたしはドスの効いた声になちゃってます。しかも、会話の途中に質問しやがって。もし、料理が苦手と言ったら、あれこれ、アドバイスをして、親切な人を装い、逆に、得意と言ったら、調理技術の話に持ち込んで、わたしと専門会話をして、男子に自身の調理力ちょうりちからを、ひけらかす積もりでしょう。


「うーんとさ」


 暇つぶし会男子二人の視線がわたしの顔ばかり見ています。心理的な圧迫がありました。わたしは、考えている素振りで、斜め上の天井を見上げます。てのひらの指を一つづつ折り曲げます。深呼吸をしから、顔の筋肉から力を抜きます。人差し指を立てて、仕草で、女子力があるのを見せ付けれました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=843323166&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ