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始まりの朝
1日1話よむとスリルが味わえます。第1話第2話は同日時に読んでも問題ありません。
徐々に文が長くなるように設計しました。
始めの注意書き通りに読んでいただくと最後まで読み終えた満足度が深まるはずでが、どうも短さが気になって仕方がない場合は続けてお読みください。
朝の日差しが窓から差し込んでくる。日差しは机上の端末をジリジリと焦がしてくる。
「なんだ、眩しい、、、。ああ、朝か。」
この物語の主人公、岡野 太一はダルい顔で目を覚ました。
「たしか今日だっけ、家族みんなでcommonに登録するのは。」
太一は一人つぶやいた。今日、太一はcommonという無料通話アプリをスマホにダウンロードし、父、母、そして妹とと共に家族ブースをつくる約束をしていた。
ベットから起き上がり棚から白のTシャツとジーンズをはいて太一は食卓へ向かった。食卓にはいつもと変わらず元気な母と妹がテレビのリモコン争いをしながら、いつも通りの時間に朝食を食べていた。
「母さん、おはよう。」