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猫耳事件  作者: 朋也
第一章
3/7

そうしていつもの生活は変わった。

僕「学校休む…というかそうしないとヤバイにゃ」

兄「行け。学校は体調を崩さない限り行かなきゃだめだ。」

僕「これだって病気と同じようなものじゃにゃいか!」



…とまあこんな感じで10分くらい口論が続いた。

結局行くことになってしまった。


僕「猫耳は帽子でかぶせられても校内ではとるし、尻尾は長くて隠せないし、仮に隠せたとしても痛いし、体育の時など着替える時どうすればいいんだにゃあ…」

兄「頑張れ。」

僕「見つかったら大変なことになるのは見えてるみゃあ…」

兄「頑張れ。」

でも今日は体育がなかった。

僕「やっぱり猫耳・・・」


心配したが今日は運が良かった。1、2時間目は自習で、後は先生が休みだったので代わりの先生で、帽子をとりなさいとは言われなかった。

5時間目は学校のクラブ活動でパソコンクラブだったので着替えなくばれることはなかった。

でも尻尾は授業中でも、いつでもムズムズくすぐったいし、少し痛かった。


夜になって母親が帰ってきた。

兄「ちゃんと説明しといた。」

僕(怒)


母「あら、なかなかかわいいじゃないの」

僕(もっと深く考えろ…)


そうして夜ごはんの時間

母「はいはい猫ちゃんエサの時間ですよ~」

僕(兄ちゃん変なこと絶対に母に言ったな!)

そう言って母は猫缶を持ってきた。

兄は僕に目線を合わせて笑った。

僕「こんにゃの食えにゃいよ!」

母「あら、恥ずかしがっているのね。猫ちゃん♡」


…ん?意外と食えるものだ。

人間が食べてもおいしいものなのか?

いや…違う今の僕は表すと半猫化しているからだ・・

母「さっき急いで買ってきたのよ。感謝しなさいね。猫ちゃん。

あ、あとまたたび入れといたから。」

兄「またたび入れたの?またたび抜けるまで言葉が・・・」

僕「にゃあ?(どうなるの?)」

兄「まあこうなるんですよ。」

僕「にゃああ?(なんか変なこと言った?)」


風呂の時間の5分前


僕「はあ…洗うところが増えた。猫耳もシャンプーか?尻尾はボディーソープかにゃ?」

母「いいえ。全身猫用洗剤。」

僕「僕はペットじゃないし猫じゃにゃ…」

母「猫体質。猫肌。でしょ、耕輝。」

兄「そう。猫になってないところも猫と同じ感じになっているから。」

母「やっぱり翼は天才ね!」

僕「許せにゃい…(怒)」


ペットみたいな扱いをされて風呂でも兄に猫用洗剤で洗われて…というか水にあたったりかぶったりすると不快感がする…これも猫体質の関係か…


それよりも心配なのは体育がある明日の学校…






ちょっぴりオマケ

母「猫耳姿の翼はカワイイ!前から猫が飼いたくて・・・」

僕「あ、ちょっそこはだめぇ・・・んにゃ~お♡」

母「やっぱり猫ね! 次は猫じゃらし!」

僕「にゃお!にゃお!」

母「wwwww」

僕「…(怒)」

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