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【自称エッセイ】自論。AI学習。

作者: 雨音かえる
掲載日:2026/05/07

 近年、AIの普及が爆発的に増えた。

 

 小説や、エッセイ、論文、イラスト、などなど。AIが補助として使われるようになり、かなり楽に便利に文章生成する事が可能になった。


 だが、弊害も同時に生まれる。


 誰かの文章をAIに学習させ、似せたものを作り出すのだ。

 決してAIが悪いのではなく、使用する人間が悪いのだ。


 人間は必ず誰かの何かを模倣して、それを改変、編集し、新しいものを生み出してきた。

 人間の歴史とは、その繰り返しだ。


 だが、しかし!


 先人たちは、たとえ模倣だとしてもそれを自分の中で噛み砕き、咀嚼して、消化し、自分の血肉と変えた。

 そこには、AIという言わば他者の能力を借りず、自分自身で苦労し、努力して成し遂げた。

 一所懸命に、読解し、取り込み、自分の作品を作り出す。

 それこそが、作家魂ではなかろうか? と私は思う。


 ウケ狙い、流行り。それもいいだろう。

 間違いなく、エンターテインメントを他者に届けるという立派な行為だと思う。


 だが、私は先人達をリスペクトしたい。

 彼らは、自分が感銘を受けた中で、本当に自分が表現したいものを紡いできた。

 だからこそ、名作は後世に残っている。


 昨今、話題になった怪談の作者・小泉八雲。

 怪談の元祖は、江戸時代後期の劇作家・四代目鶴屋南北(つるやなんぼく)

 四谷怪談が有名。

 1825年(文政8年)から歌舞伎狂言として公演され、現実の事件を基に書かれた日本のホラーの元祖と呼ばれる傑作である。

 小泉八雲もまた、妻から聞かされた日本の昔話に感銘を受け、オドロオドロしい表の話がありながら、その実、物語の裏側には人間の愛や業を織り込んだ、まさに深みのある独自の物語を生み出した。


 模倣は、リスペクトをもって行わなければならないと……、と私は思う。


 ちなみに、私が一番感銘を受けたのは、『曲亭馬琴』。かの有名な、南総里見八犬傅の作者である。

 彼もまた、戦国の阿波国を舞台に八犬士が繰り広げる物語を、失明をしながらも二十八年という歳月をかけて完成させた。

 私が自分の物語に戦国を選んだのは、人が人らしく一番残酷で一番儚げだと思ったから。

 まぁ、これは余談なんだが。


 話は戻して。

 AI学習が出来るようになった時代だからこそ、安易な搾取は止め、自分の言葉で勝負していきたいと強く思った。


 やはり、作品は自分の生き様がすべてネタになる。見たもの、感じたもの、こと、すべてがネタだ。

 

 今日のご飯はこんなものを食べ、匂い、味、食感など感じたこと。

 こんな場所にきた。ここを少しかえて、物語の舞台に入れこもう。


 自分が得たものは全てがネタであり、不幸なことすらネタになる。

 少なからず、私の小説はすべてそう。

 なんとも、情けなく悲しいかな。

 

 誤字脱字は、何度見ても間違いは出てくる。

 それはAIの力を借りてもいいと思う。

 だが、やはり、文章は自分の持てる力をふんだんに発揮し、自分のスタイルを確率していくものだと、私は思っている。

 既製品を生成してどうするか。

 安易に学習させて、「こんな地文の感じで」とかは絶対にできない。

 なぜなら、自分で自分を殺すようなものだから。

 自分が生み出した文章は、いくら他人と似ていても、やっぱりどこか違うものなのだよ。


 だから、絶対に誰かの言葉をAI学習しないでほしい。

 作家なら作家らしく、自分の言葉で勝負を。

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