日常
俺の名前は成瀬片道一時間の通学を二時間かけて通学している。帰り電車で水樹に会いその日は一緒に帰った正直、なんで水樹とは大学のゼミがおなじでそこで仲良くなった。いつも通り水樹の話をテキトーに聞きながら電車ホーム前に行くと明らかに様子の怪しい男がぶつかってきた
成瀬「痛」
男「チっ」と舌打ちをして通り過ぎた
そんなうちに電車が来た
「まもなく1番線に電車がまいります。危ないので黄色い線までお下がりください」
電車の音がホームに鳴り響く、水樹は一生俺の隣で喋りかけてくる
成瀬(こいつ話す内容つきなさすぎだろ、、)
電車はそこそこ混んでいて認めたくないが水樹の上目遣いがキュンとする、
少しすると隣の7号車から寄声が聞こえどんどん俺たちがいる6号車に人がなだれ込んできた
「おい、押すなよ」
「あ?お前が押したんだろ」
「あ?」
「あ?」
水樹「ねぇ、成瀬くん。なんか怖いね」
成瀬(いや、お前のほうが怖いよ)
と心の中で思ったが口には出さないでおくことにした すると7号車からまた寄声が聞こえ始めた。
「おい!おっさん!何俺の足踏んどんじゃ!」
「は?お前が押したんだろうが!」
そんな喧嘩が聞こえてきた。
どうやらホームで俺にぶつかってきたおじさんが喧嘩していたその喧嘩エスカレートし
そのおじさんはナイフを取り出し暴れだした人が流れ込んでくる
成瀬(おいおい、ナイフってやばくねぇか)
そんなことを考えているうちにそのおじさんはナイフを振り回し始めた。
人が流れ込んでる中子供が一人取り残されているのが見える
するとそのおじさんは子供に向かって突進してきた。
成瀬(やばい助けなきゃ、恐怖で動けない)
すると目の前で普段は小さく見える背中が大きく見え勇敢に助けに行くのが見えた
そう水樹だ
咄嗟に俺も走り出した
水樹が気を引いてる間俺が殴ったよかったと思い安心したが人生はそんなうまくいかない
俺は殴ったと同時に刺されてたのだ.
かすかに水樹の声が聞こえる
成瀬「あー死にたくね」
微かに意識が飛んでゆく………………. …………. ……
……
暗い暗い、底のない沼にはまってしまったようなそんな気分。
最期に水樹の声が聞こえた気がする。
「ねぇ、成瀬くん」
「ねぇ、成瀬くん」
「ねぇってば」
そんな声とともに俺は起き上がった
起き上がった目の前の景色は大規模ネットワークや電脳世界、AIの発展、人体や頭脳の機械化のようなサイバーパンクそのものだった
成瀬「は?どうなってんの?」
周りを見渡すと人通りは少なかった。ここはビルの頂上階、見渡すとそれ以上に高いビルや見たこともない機会が空を飛んでいる
成瀬(とりあえず、状況を整理しよう)
俺は確か電車で刺されて死んだはず、、 そして今いるのはサイバーパンクのような近未来の世界。
その途端自分の後ろで爆発音が聞こえた。見えたのは少女と体格が大きい男。
少女 「避けるな!」
その戦闘音はだんだん近づいてきている。
その次の瞬間目の前が急に明るくなったと思ったら目の前に美少女がいた 少女「はーぁ、もう死ぬかと思ったよ」
数メートル先男が倒れていた
少女はそう言った途端背中に背負ってた剣を地面に突き刺した。
少女の見た目は黒色の長い髪で身長は158cmくらいだろうか、胸もそこそこあるが何より目を引いたのは剣だ。
成瀬「あーえっと、戦闘中すまないんだが、ここはどこなんだ?そして君は?」
少女「人間?」
[03:46]
その瞬間少女の後ろで倒れていた男が起き上がりとんでもないスピードで切りかかった
何とか少女が反応し剣と剣交差している
アニメの戦闘シーンでしかみないお互いの剣裁きだ
見とれているのも束の間意と勝負終わりを迎えた。少女の剣は電気を帯び黒い霧をだした。次の瞬間霧から少女が飛び出し男に切りかかるが男はそれ以上に少女を剣で切った。だが少女は現代で言うホログラムのように残像だった。
少女は男の後ろに回り込み剣で男の首を跳ね飛ばし回し蹴りで男の体を蹴り飛ばした。
隠れていた壁の前で男の図体がある。
少女「君危なかったね」
色々と思考が追い付かないがとにかく聞きたいことがある 成瀬「助けてくれてありがとう。お名前は?」
少女「名乗らないよ、私はサイバーヴァンプ、獲物のコアを回収しに来ただけ。どうやらあなたの反応を見るに異端者でしょ」
少女は表情一つ変えずそう言った。
成瀬「異端者ってなんだ?」
少女「この世界に送り込まれた過去の記憶しか持たない人間、あなたも早く逃げたほうがいいわよ、そろそろ警察が来るよ」
そう言うと彼女は首のない男のコアを取り出そうとした、その瞬間爆発しスライムのようなものが出てきた。
少女「まずい」
スライムは急スピードで俺の口の中に入った。意識が遠くなる、電車で刺されたのと同じようにまた胸が熱くなる
成瀬「うううう」
成瀬(俺何回死ぬんだよ)
苦しい思わず声が出る。また微かに遠くで警報が聞こえる
少女「ここまでか」
少女は黒霧を出し消えた
視界は見えない微かに声は聞こえる
警官「容疑者逃亡、一名死亡、一人気を失っている少年がいる至急サイバーヴァンプの行方を追え」
途端俺の意識は飛んだ。