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リンツ伝  作者: レベル低下中
第三章 家族編
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アーニャさんと子供たち

 しばらくして落ち着いたようで、子供たちと会いに行く。


「アーニャさん、おめでとう、お疲れ様、ありがとう、よく頑張ったね。」

「旦那様、一度にたくさん、ありがとうございます。私、頑張りました。」

「ああ、大手柄だね。それに女の子だね。」

「はい、よく見てください。ブロンズです。」

「お母さんゆずりだね。」


「旦那様、これはエッヘンしてもよろしいですよね。」

「もちろんだよ、過去最大のエッヘンをしてもいいんだよ。」

「エッヘンです。頭も撫でていただく価値がありますね。」

「いいよ、頭も撫でるよ・・・」

「ああ~、お母さまが甘えんぼさんになってる~」

「フローレンスみたい!」


「フラン、ベル、二人もお母さまの頭をなでなでしてあげるといいよ。」

「いいの?」

「今日はお母さまがとても頑張って疲れているんだ。だから、二人がなでなですると、ちょっとだけお母さまが元気になるんだよ。」

「うん、おかあさまをなでなでする。」

「ベルもいっぱいする。」

「まあまあ、二人とも優しいですね。お母さまは、こんなに嬉しいことはありませんよ。」


「奥方様、よかったですね。とても羨ましいです。」

「ローサさん、皆さん、本当にありがとうございました。旦那様、この子の名前をお付けください。」

「もう決めているよ。メリッサだ。」

「フフッ、今度はウェルネス語ですか?可愛い名前ですね。」

「分かるの?ウェルネス語なら分からないと思ったのに・・・」

「以心伝心ですね。旦那様がウェルネスと戦うと聞いて、少し勉強したのです。発音が少し独特ですよね。」


「やっぱりアーニャさんには敵わないなあ・・・」

「メリッサちゃんなの?」

「そうだよ。フローレンスにも妹ができたね。」

「うん。小っちゃくて可愛い・・・」

「フローレンスは、いいお姉様になれるかな?」

「うん、なる。いいお姉様になるもん!」


「じゃあ、メリッサを大切にしようね。フローレンスならきっとできる。」

「ベルも頑張る。」

「ベル、頼んだよ。」


 少しだけ、年少組が成長したような気がする。


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