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リンツ伝  作者: レベル低下中
第三章 家族編
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春なのでお外でお遊戯会

 すっかり春めいたので、子供たちと外でまったりする。

 今日はいつものメンバー加え、セバスの娘さん夫妻と、カタリーナさんとアデーレちゃんを含めてお茶会兼お遊戯会だ。


「日差しが柔らかいですね。」

「ディゼルとフランク、芝食ってる・・・」

「おうましゃん、パッカパッカする~」

「ワッハッハ!若様!お乗せしますぞ!」

「キャー!」

「では皆さん、お菓子をお持ちしましたので、お召し上がりください。」


「門番の皆さんも、こちらでお召し上がり下さい。」

「奥方様、わ、我々もよろしいのですが。」

「団長殿は既に召し上がっていますよ。」

「ま、まあ、貴様らも今日ぐらいはよいだろう。せっかくのご好意だ。少し休め!」

「団長が団長してる・・・」

「そ、そんなことはございませんぞ!それがし、歴代最強と自負しておりますぞ。」

「団長様、たまには綱引きで優勝して下さいませ。」

「あらあらまあまあ。」


「セバス、そろそろ職務復帰したくなったんじゃないの?」

「ほほほ、確かにあの頃は楽しく、やりがいもありましたが、今の気楽な生活も悪くないですぞ。それに、ここに来れば皆の成長した姿を見られますので、寂しくありません。」

「それは残念って、ん?フローレンスはパパのお膝がいいの?」

「ぱっぽ。」

「おお、今パパって言ったぞ!」

「まあ、フローレンス、お膝の上なんて羨ましいことです。」


「フローレンス、お母様はああ言うけど、いつもこうしてやってるんだよ。」

「まあ、ご主人様。意地悪です・・・」

「おうましゃん、ちちうえよりかこいいー!」

「パッカパッカおとしゃんよりはや~い!」

「はいはい、そうですね~!」


「あら、いつの間にかアデーレちゃんも馬に乗っていますね。」

「若様、私が、馬の乗り方をお教えいたしましょう。」

「おい、お前!せめて鎧を外せ!」

「団長、何故です?」

「ディゼルは鎧が嫌いなのだ。大旦那様のせいで何度も死にかけたからのう。」

「ああ、馬って結構覚えてますもんねえ。」

「旦那様、とても良い屋敷になりましたね。」


「ああ、大きな、本当に大きな家族が、私にもできたんだねえ。」


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