表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リンツ伝  作者: レベル低下中
第三章 家族編
562/1781

アーニャさんはとても元気

 次の日、ローサはすっかり元気になったようで、朝早くから忙しそうに働いている。


 アーニャさんは相変わらずとても元気だ。

 最近は剣術の稽古も再開しているし、元々体力はあるのだろう。


 アルマさんは少々お疲れ気味だ。

 まあ、夜は交代要員がいないので、それも仕方無い。

 でも、昼間は家人が何かと手伝ってくれているので、大丈夫だろう。


「旦那様、少しよろしいでしょうか。」

「アーニャさんかい、今開けるよ。」

 彼女を隣に座らせる。


「みんな寝たかな。」

「はい、今夜はローサさんが付いてくれております。」

「なら安心だね。アーニャさんも2週間付きっきりで疲れたんじゃない?」

「いいえ、私の家族ですし、むしろ、ローサさんたちに大きな迷惑を掛けてしまいました。」

「私も少し反省したよ。でも、ローサだからね。怒ってなかったよ。」

「本当にいい方です。穏やかですが、頼りがいもありますし、器が大きいと思います。」

「私から見れば、二人はよく似ていると思うよ。」

「そう言っていただけると、とても嬉しいです。それで、その・・・」

「アーニャさんも、私に何か足りないと思う?」

「いえ、その、ローサさんみたいに私も・・・」


「こうしてみると、やっぱり綺麗だね。」

「ありがとうございます。その、実はもう、お呼ばれすることはないのかと、少し不安でした。」

「そんな事はないよ。ただ、私より子供を優先して欲しいと思っただけなんだよね。」

「そうだったのですね。心配して損をしてしまいました。」

「ごめんね。それと、いつもありがとう。子供のことを押しつけてしまって申し訳ない。」

「いいえ、旦那様はとても子供に関わっております。私のお父様も子煩悩ではありますが、さすがに旦那様には敵いませんね。」


「父親としての加減が今一つ、分からないんだ。」

「いいのです。私は幸せですよ。でも、よろしければ、頭を・・・」

「うん、アーニャさんも好きだよねえ。」

「はい、大好きです。本当はいつでもしていただきたいのです。」

「分かった。いつもするよ。」

「たくさん・・・」

「いいよ。」

「う・・・」


 やっぱりこの二人、似てるよね・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ