新女子会
「旦那様、今日はどちらに?」
「うん、大事なものを作り忘れていたから、化学工廠に行ってくる。みんなはゆっくりしててよ。」
「畏まりました。では、お気を付けて行ってらっしゃいませ。」
「ご主人様はお休みになられると思っておりましたが、早速お仕事なのですね。」
「では、アルマやレミリアさんを誘って、町を散策しましょう。」
「はい、お嬢様。いえ・・・奥方様。」
「ウフフッ!どちらでもよろしいですよ。」
「いいえ、もう立派な奥方様ですから。」
ということで出発したが、暑いのでエステに入る。
「とても気持ちが和らぎました。」
「ええ、チェンバロの音がまた、心地よかったです。」
「あのぅ、私まで良かったのでしょうか・・・」
「よろしいのですよ。私も以前はたくさん戸惑いました。」
「そうですね。ここは他の貴族家とは一風、変わっておりますから・・・」
「旦那様は一向に気にならないご様子ですしね。」
「一番の驚きは、奥方様が一切頓着していないところです。」
「ええ、そういうのはもうやめました。旦那様の望む家の形が一番だと思います。」
「では、新しいじょしかい、というものでしょうか?」
「いいですね。温かい集まりになるといいですね。」
「では、商店街の方に行ってみましょう!」
「奥方様!そっちは・・・」
「あっ!ローサちゃん!久しぶり!帰って来たの?」
「はい、これからまた、よろしくお願いします。」
「レミリアちゃん、いい釘抜き入ったよ!」
「いやあ、4人とも今度のミスコン出てみない!いい商品が出るよ!」
「あ、あの、人妻なのですが・・・」
「ええ~ってまあ、そうか。そりゃあそんだけ別嬪さんならそうだよね。」
「で、ご亭主はどこだい?」
「ここのご領主様です!」
「ええ~!あの!」
「悪人顔!」
「あってはならん事が起きとる!」
オイコラテメー!




