表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リンツ伝  作者: レベル低下中
第三章 家族編
497/1781

アルマさんもいい顔をしてる

 さて、今日はアルマさんの結婚式。それにしてもみんな大変だ。

 何せ、5日の間に3度の挙式である。


「アルマ、とても綺麗だよ。」

「アルマ、良かったですね。とても綺麗ですよ。」

「ありがとうございます。まだ信じられません。」

「さあ、一世一代の舞台ですよ。頑張って来るのよ!」

「ええ、行ってまいります。」

 式も滞りなく終わり、披露宴となる。

 マイヤー家とグライリヒ家両家に挨拶し、御礼を言われた。


 内輪のパーティーではあるが、男爵家のものと考えると相当豪華だ。

 何より、普通このような場所に公爵様一家が揃うなんてことはない。


「婿殿、今までは手加減しておったが、今日は逃さん、さあ飲め!」

 アルハラだ!


「はい、いただきます。」

「さあさあ、アーニャも飲め。もう立派な大人なのだからな!」

「御祖父様、今日の主役はルーデルとアルマですよ。」

「もう明後日が出発なのだ。最後くらいは良いだろう?」

 いかん、もう酔っ払ってる・・・


「じゃあ、家族水入らずでどうぞ。」

 公爵の重力圏から見事脱出成功!


「でも、もう明後日なんだね・・・」

「帝都には定期的に来るようにするから。」

「明後日も見送りに来るから。」

「アル君たちも、事業の検討は進めてね。」

「任せといてよ。必ず形にするから。」


「おかしなおじちゃん、だっこ~!」

「ご主人様、ミネルヴァ様たちはお任せください。」

「エミーリア様に預けてくるといいよ。リサさんと一緒にいるはずだから。」

「はい。ではミネルヴァ様、リーン様、おねえちゃんと一緒にお母様のところに行きましょう。」

「はーい!」

「ええ、私もですか?」

 せっかく逃げてきたアーニャさんは、また拉致された。


「旦那様。本当にありがとうございました。」

「まさか、私がこんな盛大に祝福されるとは、思いもよりませんでした。」

「こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。」


 こうして、帝都でやるべき事は全て終わった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ