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リンツ伝  作者: レベル低下中
第七章 晩年編
1777/1781

日はまた昇る

「リサさん、アーニャさんを励ましてやってね。」

「それはアンタの仕事よ・・・最後まで頑張りなさい。」

「ははは、怒られちゃった。じゃあ、レイ君にお願いしよう。」

「僕かい?まあ、任せてよ。エル君の頼みじゃあ、断れない。」


「ノルト君。仕事以外でもうちに来てよ。娘さんが二人もいるんだから。」

「ああ、足繁く通うことにするよ。」


「アル君、キース君、ローサに手を出すなよ。」

「何で俺たちだけそれなんだよ。」


「アルフレート様、リーンマイヤー様、フランの指導、よろしくお願いします。」

「任せて下さい。いつかフランシス殿の師になって見せます。」


「カタリーナさん、アデーレさん。ヴィレとルカスたちをよろしくね。」

「もちろんです。必ず幸せな家庭にさせてみせます。」


「コリンナさん、セバスへの伝言があれば聞いておくけど。」

「ご隠居様のお陰でとても幸せだったと・・・」


「うん、分かった。それとコリンさん、カリーナさん。次は君たちの番だからね。」

「はい、必ず明るいお屋敷にしてみせます。」


「シュテファン、サボるなよ。」

「はい。今まで通り全力で頑張ります。」


「ファビアン。奥さんを大切にするんだぞ。それと、ローサに早くひ孫を見せるんだ。」

「はい、お祖父様・・・」


「ベア、アウレリア。この国を頼んだぞ。」

「はい、お祖父様。」


「フラン、いい加減に泣き止まないか。」

「無理です。父上・・・」

「みんな、こんなヤツだけど根はいい男だ。よろしく支えてやってくれ。」

「はいっ!」


「叔父さん、これって”星降る夜に”なら、どのシーンに当たるかなあ?」

「”日はまた昇る”の”復刻”こそ相応しいな。ホント、エルには相応しいよ。」

「ありがとう、叔父さん。さて、ローサ。何か、とても一言では言い表せないんだけど、本当に感謝してる。こんなことになってしまい、本当に申し訳ない。」

 ローサを静かに抱く。

 ちなみに、身体は相変わらずフローレンスに支えてもらっている。


「アーニャ、本当にありがとう。これからはローサと二人、支え合って乗り切って欲しい。それと二人に、愛してるよ。いつまでも。」

「最後に、アーニャとお呼びいただけました・・・」

「それとフローレンスもありがとうね。」

「はい、最後に間に合いました。」


 四人でいつまでも抱き合う大団円・・・


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