表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リンツ伝  作者: レベル低下中
第七章 晩年編
1776/1781

フルキャストによる大団円

 何だこの夥しい人は。

 ここは一番広い病室なのだが、明らかに入りきれていない。


「ご隠居様、気が付かれたのですね。」

「ああ、神が最後に与えてくれたボーナスというか、結婚記念日のプレゼントだ。」

「エル君・・・」


「みんな、忙しいのに集まってくれて、本当にありがとう。」

「師匠、本当に嬉しいです。どうせならこのままま回復してやって下さい。」

「これで生きてたら、また陛下に怒鳴られるんだろうなあ。」

「そうですなあ・・・」


「ギュンター殿、ゲル、飲み過ぎはダメだからね。歳なんだから。」

「まさか、お坊ちゃまとお呼びした方をお見送りするなんて、信じられません・・・」

「ごめんね。ルーデルさん、ヴィレ。そこの泣き虫フランのこと、頼みます。」

「お任せ下さい。父上。」


「レミリア、そのイヤリング、大切にしてくれてありがとう。良く似合ってるよ。」

「ごれば、うちの家宝でず。生涯、だいでづにじばず。」


「ジョセフさん、ヤンさん、顔を上げてくれないと見えないよ。」

「はい、ご隠居様、本当にありがとうございました。」

「メリッサは、まあいいか。」

「お父様、あんまりです。」

「ははは、でも、ベアのことはゴメンね。トマスとコレットさんを大切にね。」

「はい・・・」


「ご隠居様、お一つどうですか?」

「これは・・・アイリーンさんらしいね。・・・これ、エルフリーゼさんのクッキーだね。」

「さすがですご隠居様。お腹が減ったときには甘い物に限ります。」

「そうだね。アイリーンさんが正しいよ。ウルさんと仲良くね。」

「はい。もう声が詰まってるウル共々、ありがとうございました。」


「アルマさん、アーニャさんのこと、頼みました。」

「ええ・・・おばがざぐだざい。がならずや、おばぼりいだじばず。」


「オイゲン先生、本当に長い間、ご迷惑をお掛けしました。」

「いいえ、力及ばず、申し訳ございませんでした。」

「それとサラさんも、ルカスのこと、よろしくお願いします。」

「はい、二人を必ず見守ります。企業団のこともお任せ下さい。」


「パウロ、ティアラさん。いつまでも仲良くね。」

「もちろんです。仲人に叱られないよう、生涯頑張ります。」


「ブルーメリ、ベルが馬鹿な事を言うようなら、ひっぱたいてもいいんだからね。」

「大丈夫です。最高の夫ですから。」


「ブリギッテさん、コンスタンツェさん、エマさん、これからもいい作品を期待していますよ。」

「ええ、エルちゃんブランドを三人で立ち上げるわよ~!」

「閣下、私たちをいつまでも見ていて下さい。」

「アリがとうゴざいました。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ