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リンツ伝  作者: レベル低下中
第一章 領地改革編
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年頭所感

帝国歴245年1月


 怒濤の新年が明けた。いや、怒濤だったのは最後の2ヶ月だけだったが、1年分以上の仕事をした。

 セバスも毎日忙しそうに走り回っていた。

 本当に感謝している。


 さて、今年の目標だが、新規の資金借入を行わない、発明第二弾として火薬と石けんを製造する、そして仲間を増やす。

 いやあ、忙しすぎて仲間なしでは最早やってられませんわ。

 

 他にも、いろいろ手を抜けない取り組みはたくさんある。

 まず領内資源調査の対象を動植物や魚介類にまで広げる。

 測量隊の技術向上、道路舗装部分の検証、政庁備品の準備、水道や試験場候補地視察と選定などなど、ここ一月でやるべき事だけでもたくさん出てくる。いや、まずスケジュール作成からだ。


 また今日も午前様だろうか、嫌だけどこれだけは急がなければ。


 ちなみに、政庁は当面、市役所の一部を間借りしてスタートすることが決まった。

 市役所は幸いなことに、当家の財政事情により大幅なリストラが実施済みで、要はガラ空きなのである。

 今後は庁舎別館を取り壊し、市内随一の交差点に面した角地に政庁を建設する予定だが、今はとにかく金が無い。


 また、市役所については、政庁との業務分担、徴税窓口、評議会という名の市議会設置について既に提案しており、これも早急に決まる予定だ。


 その他にも、帝都や商業ギルド国に調査員を派遣し、物産品調査を行う予定でいる。

 どんなものが何処で、いくらで手に入るかは今後の金儲け計画にとって重要である。


 ロスリー商会やエネル商会に調査依頼しないといけないが、それに先立ち、調査手法や調査項目を説明しておかないといけない。


 しかし、こんなに働く7歳児なんて他に居ないのではないか。正直、疲労困憊である。

 もし、こんな状態で目覚ましが鳴ろうものなら・・・

 いつもと同じか?


 いやいや、今日は三者面談の予定があるのだ。今日だけは早く寝よう。


 とにかく、いろいろ何でも頑張る。これを年頭の所感としたい。


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