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錫の寿々に鈴はない   作者: 藤野葵
千嵐ー断裂
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0 神戯樹

温かい布団の中で、『記憶』は今日も目を覚ます。


灰色の髪を解かし、視力の落ちた右目のために眼鏡をかける。

コンタクトにしろと二人には言われるが、どうも怖くて入れる勇気がでない。


窓を開けて朝の空気を入れる。

平均気温25度、快適な朝。

そこにキセルでニコチン、ついでにコーヒーでカフェインまで入れれば、不健康早死にまっしぐらな生活の完成。


――死ぬことはないけれど。



こうしてやることのない日は、朝から図書館に行く。

軽く美術館かスタジアムでも入っているんじゃんないかと思うほどに立派な図書館に入ると、朝から沢山の国民が行き交う小さな街に来たのような感覚を得られる。


そんな図書館で、私は最上階八階の窓際に陣取り、じっと外を見つめる。



きっと、ここの地下には今日も必死で、命を掛けて働く人々がいる。

私はもう

彼らとは関係ない。



図書館での無駄足が済んだら、私はまた別の場所へ足を運ぶ。

中央都市の北に位置する王宮を越え、少し遠いが国の最北端まで行って、そしてそこで―――



〇を△ていた  ■◇の〇




「えいっった」


痛覚鈍めの寿々の額に強烈な痛みが走った。

枕の隣に置いていた本の角に頭をぶち当てたらしい。


おまけに咥えたまま寝ていたらしい口のキセルの火が布団に・・・・


「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ水!!水水水!!!――

初めましてあるいはお久しぶりです。

かなり丁寧に作りました。

是非お楽しみください。

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