乾杯から始まる新年
早くも年の瀬ですね。
来年のカレンダー見ていたら閏年じゃないですか。
え?オリンピックこないだしたばっかじゃね?ってなってます。
今年を振り返ると…母が心房細動を起こしてちょっと手術してきたり、頚椎椎間板ヘルニアが治ったかと思えば飴矢が謎の不整脈、頻脈。
2週間心電図ホルターとともに過ごしたり、謎の血圧乱高下と病院に縁がある1年でしたね(・∀・)
あ、父は健康です。ハゲてるだけでいたって健康。
そんなこんなで今回の年末年始は30日が仕事納め、元旦が仕事始めです。
うん…このくらいかわいいものです。
アパレルの頃は31日仕事納め、元旦が仕事始め(同じメンバー)でしたもの。
アパレルの三が日は忙しい。
どのくらい忙しいかというと三が日で月間の売上目標を達成する。
元旦の目標金額は一本、まぁ百万です。
…目標なので百万以上の売上は叩き出せます。
逆にこの3日間で売上目標を落とすと月間売上目標は達成できない。
みんなで頑張って達成させてましたけどね!(・∀・)
まぁ、そろそろ時効かなと思うのでどうやって達成させていたかのお話です。
元旦の朝は早い。
開店時間からして1時間早いのでね。
まず新年の挨拶と店長からお年玉という名の年始手当をもらう。
年始手当は一日が五千円、二日と三日は三千円だったので店長に千円を渡して一万円でもらっていました。(※店長の口座にまとめて振り込まれるため、各店の店長より手渡し)
そして各自持ち寄ったお酒で乾杯から始まる。
『あけましておめでとうございまーす!!!』で乾杯。
…いや、そろそろ時効かなと思って。
店長はビール、わたしたちはチューハイを数本ずつ各自持参。
6缶パックを持ってくるボスはなんか色々強いなって思ってた、うん。
三が日はこんな感じでいつもよりテンション高めで営業していました。
朝礼という名の…主に気合を入れるだけが終わると開店です。
入口はそこまで近くない場所だったので上から走っているお客様をしばし眺めます。
お客様が到達したらいよいよ営業開始。
呼び込み合戦ですね。
飴矢はレジミスが少なかったのでほぼレジ担当でしたね。
自動で釣り銭が出ないレジだったんですよ。
そして三が日は「これは誰の売上」とかする余裕もないので、なるべく均等になるように振り分け。
福袋は初日でなるべく完売させるのが目標金額達成への近道。
出来る限り予約を取って、当日の販売個数が減るようにしておく。
ご機嫌なボスがラスト1個残った福袋(Mサイズ)を「さぁ!我こそはM!真のMだという方ぁ!!最後の1点です!!」と呼び込んでた。←酔っている
ちょっと待て。
うん、まぁ…残っているのMだけどさ?!
爆笑しながら眺める飴矢たち。←こっちも酔ってる
もうね…元旦すごい忙しい。
トイレに行くのもちょっとお客様が減った隙に1人ずつしか行けない。
昼ご飯はショッピングモール側でお弁当の予約ができたので、こちらも隙を見て受け取りに行く。
食べるというより掻き込む、でしたね…(´`;)
休憩時間?余裕ができたらそれなりにちょっとずつ。
全員オープンラストの時間で勤務だしね。
モール内に従業員用のコンビニがあったんですけど、ある年の営業時間終了後は
仕入れすぎたおにぎりを10円でコンビニの店長が投げ売りしていた。悲しい。
夜8時を過ぎてようやく落ち着きを取り戻し始める。
接客チームと荒れた売場をメンテナンスとに別れて作業。
数人ずつで一服する余裕がやっと生まれる。
アパレルの喫煙率はなぜか高め、男女関係なく。
そして夜9時閉店。
その後は精算したり、後片付け、福袋を追加で作成など。
店内の電気もレジ周辺以外は消して、入口にはネットを吊るして人の出入りをふせぐ。
ある年の1月2日。夜9時半。
さて、もうちょいで片付けも終わるし今日は早く帰れそうかなというタイミング。
ネットをくぐり抜け親子が乱入。
「福袋の在庫ってありますか?」
混乱しつつ
「初日で完売しました!」
とお答えすると、またネットをくぐって暗い通路を立ち去って行った。※館内照明の数も減り暗く、もちろん閉館後なのでBGMも切れて無音状態
「…え?ちょ、ボス!今の何ですかね、ボス!」
助けを求める。
「あれ、あるって言ったらどうなったんですか?!怖いんですけど!」
「まぁ閉店してるし断るよね」
酔っているわりにそのへんは真っ当だった。
飴矢は酔いもさめる怖さだった。
…通常のお客様の出入口、もう閉まっているから警備員を呼ばないと閉館時間後は出れないんだけど。
彼らはどうなったのだろうか…。生きてる人間のがやっぱ怖いなと思う出来事だった。
まぁ三が日はそれなりに楽しくもありましたよ。
辞める年の元旦は夜の8時くらいに過労で倒れて、打ちどころが悪く肋骨にヒビ入りましたが概ね楽しかったです。
今だと色々許されないことも多そうだけど、働いていた中であの頃が1番楽しかったし
これからもあれ以上のメンバーで楽しく働けることはないだろうなと思っている。
ただ、当時のメンバーことボス、後輩、大学生というイケメン3人とそれぞれ2〜4年過ごしたことにより
イケメンを見慣れてしまうといった弊害が発生し今も後遺症として残っている。
街を歩いていて「わぁ、あの人カッコいい!」と思うことが段違いに減って、周りと話が合わないよ…(・∀・)
「飴さん、俺らを見慣れているから絶対面食いになってるよ!」という後輩に「こいつ何言ってんだ…」と思ったけどそのとおりだわ、ちくしょう。