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遺書的な何か。死にたいとは思ってないよ。

作者: 雨の日


なんか知らんけど気づいたら死のうとしてたから、怖くなって適当に書き残しておこうと思う。

そもそも別に死にたいわけではないし。痛いのとか無理だし。


なんなら、死にたいだなんだと公表したりリスカ晒してるような奴らは見下してるまである。

自己顕示欲乙wなんて思ってる。…にも関わらずこういった形で人の目に留まるものを書こうとしてるんだから、今の私は多かれ少なかれバグってるんだと思う。

といっても、別に譲渡するような遺産もなければ特定の誰かを恨んでいるわけでもないから、適当に自分の人生でも振り返ってみることにする。


さてさて。

子は親を選べないとはよく言ったもので、今思えば私の産まれた家は多分ハズレの部類だったように思う。まあ正直小さい頃のことはあまり記憶にないけど。

父親は俗に言うアル中とかなんとか言うやつで機嫌が悪い時には適当な理由をつけて蹴られてた気がする。働いてたのかもよく分からない。時々それなりに優しいこともあった。

母親には… 特段何かされた記憶はない。強いて挙げるなら酷い暴言くらい。何もして貰えなかったとも言えるけど、子供だった私には常に父親の味方をしているように見えた。


客観的に見ても子供を育てるのにあまりいい環境ではないのだろうけど、少なくとも当時の私はこれが普通だと思っていた。“虐待”という概念はなんとなく知っていたけれど、自分がそれを受けていることにはどういうわけか全く気づかなかった。なんなら機嫌の良い父から野球用のグローブを貰って素直に喜んでた記憶もある。


とまあなんだかんだで。

自分の親に明確な違和感を覚えたのは小学校中学年、10歳前後の頃だった。この辺からは割としっかりと覚えている。授業参観だなんだで周りの親子の関係性を目の当たりにして、すごく惨めな気持ちになった記憶がある。怒りや悲しみは何故かほとんど湧いてこなくて、ただひたすら惨めで恥ずかしかった。


それで家のことを先生に相談した。


こうして振り返ってみると、この先生はひどく無能だったように思う。

この時期に親との関係に悩むのはよくあることだと言われた。

自分の気持ちを打ち明けて親と話し合ってみろと言われた。

しまいには子育ての大変さや親という存在のありがたさを教えられた。


何を言われているかは半分も分かっていなかったと思うけど、少なくとも自分がまるで理解されていないことはなんとなく感じた。ここでもっと詳しく話していれば何かが変わっていたのかもしれないけど、まあ無理だった。

ちなみに、私はこの先生が嫌いだ。私の人生に関わった人間の中でもワーストレベルで嫌いだ。

理由は知らない。


恐らく、初めて自殺を意識したのもこの頃だった。

といっても実際に死ぬつもりは別になかった。てか今もない。ただ生きることに対して執着する意味が分からなくなってきたんだと思う。


学校にはあまり行かなくなった。


学校の代わりに近所の図書館に行くことが増えた。家には居たくないし。

この、図書館というのは私にとってそれなりに快適な場所だった。本を読むのは昔からそれなりに好きだったし、何よりも静かなのがよかった。いろんな意味で。…まあ読書好きのくせにこの文書力かよwって感じではあるが。


今思えば昼間から子供一人で図書館にいるなんて学校やら警察やらに通報されてもおかしくはないのだろうけれど、そういったことをされた覚えはない。

単純に面倒ごとに関わりたくないだけだったのかもしれないし、もしかしたら何か察してくれていたのかもしれない。時折おすすめの本とかを教えてくれていたし、後者だとしたら少し嬉しい。


…余談だが、たくさんの本を読んだことで人生や考え方が劇的に変わることは別になかった。子供心に創作は創作と割り切っていたのかもしれない。

ただまあ、子供にとって大切な多くのことを本から学んだのも事実で、読書にもそれなりの価値はあるんだろう。



少し話が逸れた。

日本の教育制度とは素晴らしいもので、ほとんど学校に行っていなかった私も無事小学校、そして中学校を卒業することができた。

そしてどういう訳か、何も勉強していなかったくせに高校へ行く事になった。


相変わらず学校にはあまり行かなかったけれど、少し変わったことといえば卒業のために登校する必要が出てきた。

当然クラスに馴染むなんてのは不可能だったし、友達らしい友達もいなかった。ただ、幸いというかなんというか、いじめられるようなことも別になかった。

というわけで、高校生活の三年間に特筆すべき事項は特に無かったと言える。


強いて挙げるのであれば、どういう訳やら告白されて恋人ができて、それからセックスをした。残念ながら思っていたよりも良いものではなかったけれど。あとは父親が死んだ。せいせいするものだと思っていたけれど別段そんなこともなく、特に思うところもなかった。


これで振り返りは大体終わり。

いざ振り返ってみると、大した事件もない、まあつまらないものだったと思う。残りは最近の話だ。


この間、気がついたら電車の前に降りようととしていた。周りもなんとなく驚いてた気がするけど、正直自分自身が一番びっくりしていたと思う。昔から線路に身を投げる想像はよくしていたけれど、知らない間に体が動いたのは初めてだった。普通に怖かった。

冒頭にも書いたように別に死にたいとか微塵も思ってないし、後ろから抱き止めてくれた女性には感謝してもしきれないと思う。冗談抜きで。

あと5秒遅かったら死んでたと思うと吐き気がする。


人生の中で精神科を勧められることも少なくなかったたけれど、あまり乗り気にはならなかった。

今でもそれは変わらない。


理由はいくつかある。

自分の状態を統計に基づいて分類されるのがなんとなく嫌だ。自分がテンプレ的で分類可能な存在であることを明らかにされたくない。薬が嫌い。単純に面倒くさい。

精神科医はどんな健常者にも病名を与えられる気がする。自分が馬鹿にしてきた連中がこぞって精神科医にかかっては、処方された薬の量を自慢しあっているのがアホらしい。

そして何よりも現状特に困っていない。


大前提として基本死にたくはないけれど、最悪別に死んでもいいかなと思っている。てか割とみんなそんなものだと思う。

医者には行きたくないけれど、この文書から誰か試しに分析してみてほしい。


えーと。

何が言いたかったか分からなくてなってしまったけれど、死なないようになんとなく頑張るぞという決意表明でした。


とりあえず外ではぼーっとしないように気をつけます。他にもいろいろ努力はしますがワンチャン失敗したらごめんなさい。


まあしばらくは大丈夫だと思います。



ところで私は誰に対して謝ったのでしょうか??

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