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タロットカードの旅〜前世の関り 2

暫く2人の後を追った。小1時間も経ったであろうか、鄙びた(ひなびた)民家が見えた。玄関横に、「診療所」と書かれた板が立っている。

「医者様〜」と叫びながら妻を背負った夫が中へと入って行く。私も一緒に中に入ろうとしたその瞬間、眩しい光が放たれた。思わず顔を背け目を瞑る。そしてその後目を開けると、、何とも不思議にどうした事か中の様子が透けて見える。


診察台らしき物に寝かされている妻。彼女に何か薬の様な物を飲ませようとしている医者、「シズ、シズ、、」と妻の名前を呼びながら手を握っている夫。少しして、首を横に振りながら処置の手を止めた医者。医者に何か言いながら床に座り込む夫。残念ながら、お腹の中の子と一緒に亡くなった様子だ。


無理を重ねて体を壊しそのまま亡くなったシズさん。どんな気持ちで最後を迎えたのかと思うと、胸が苦しくなる程に痛みを感じた。気が付くと私は知らず知らずのうちに泣いていた。涙で目の前が霞んでいる。そしてそのまま目の前が真っ白になり、、何度か瞬きを繰り返した。すると目の前にはさっきとは全く違う光景が広がっていたのだった。



これからの数話で、前世と現世の関りが少しづつ明らかになっていきます。ご期待ください。

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