転入
総司令部の一室で、レアル中佐は、先程の少女のことを考えていた。
あれは、かなりいい軍人になれると、
理由としては、村のこと、あの娘は心の奥底にかなりの、
憎悪が溜まっいてるだろう。
それとあの目だ。
オッドアイを持つ人間が魔力の質・量・魔術適性が高いと言うのは、
軍の研究機関の人間と司令部の人間ぐらいしか知らないのだ。
あれはいい軍人になる。と言う確信があるからこそ他の将校に、
とられないように、隠させた。それだけの話だった。
レアル中佐は、ひっそりとそして、怪しげな笑みを、
浮かべたのだった。
どうしてこうなった。
彼女は考える。どうして軍人になりたいと
言ったのだろうか?もしかして無意識の内に?
確かに王国軍に対し恨みを晴らすには、いい職場だろう。
しかし本当に最善?
もういいや。諦めた。
「あったあった。ここだここ。」
そういって目の前の男、グリフ少尉は、ある店を指す。
ーーその目は、隠してもらうーー
その言葉を思い出しつつ、看板を見る。
『仮面の山』
それが、店の名前だった。
目を隠すのに眼帯とかは、
なんか嫌だったので、もういっそ顔を全部隠しちゃおう。
ってことになったのだ。
店に入る。グリフ少尉は外待ち。なかには、老婆が一人。
「いらっしゃい。」
なかには、仮面が大量においてあり、多すぎる と、
思った。
「おや、可愛い子ね〜。ちょっと待ってな。」
と、言われた。そのまま待っていると、一つ仮面を取り出し
「これはどうだい?」
1つの仮面を出してきた。
美しい。そう思った。黒い面に、赤いひとつの点と線。
これだ。そう思った。
「いくら?。」
買おう。決めた。これがいい。
「いらんよ。私はね、人にあった仮面をあげる。それだけしかしないのさ。」
そう言って老婆は帰りな と言ってわたしを店から追い出した。
まあいいか。さっそくつけよう。そう思い、顔につける。
だいぶ落ち着く穴がないはずなのに息がしやすく
周りも見える。
どうゆうことだろう?そう思いキョロキョロしていると
「あ〜その仮面には、探知術式が組み込まれてるらしいな。」
術式とは魔術を発動するための式でそれがないと魔術は発動しない
だが術式を組み込むのはそう簡単ではない(物に)
これは以外と高いもののようだ。
「似合ってるじゃねーか。よし!国帝校に行くぞ」
国立帝都中等学校。略して国帝校。
軍人になるための最低条件がここを卒業することだ。
グリフ少尉が歩き始めたので、自分もついていく。
荷物は村とともに焼けたため手ぶらだ。
「あとどのぐらいで着くんですか?」
「うーん、、後1分ぐらいだな」
近いな。そう思っていると、
「いや1分もかからんな」とグリフ少尉。
角を曲がり見えてきたのは
大きなレンガ作りの建物だった。
門をくぐる
今から、校長室へ向かうらしい。
裏手から入り廊下を歩く。
そして後ろから、、
「あら?どうしてあなたがここに?。」
と、声がかっかた。
「お久しぶりです。ジュール少佐。いや、校長と呼んだ方が
よろしいですか?。」
「そうねグリフ。私も引退した身だし。それよりどうしてここに?」
ジュールと呼ばれたその女性は、
聞いた限りグリフ少尉の元上司らしい。
「えーとこの子の転入の許可をいただきに、、」
「はいはい。わかりましたよ。で?君の名前は?」
「リースです。」
「リースね。はいはい。ちょっとついてきな。」
ジュール先生(予定)にそのままついていく。グリフ少尉は、ここで帰るようだ。
校長室へ入り周りを見る。机しかない(椅子はある)
「この紙にサインしな。」
すかさず
「はい。後、ここの寮をお借りできないでしょうか?」
「ん?ああ〜寮ね。わかったよ。相部屋になるけどいい?」
「はい。」
そもそも住むところがないのだからどんなところでも、
よかったのだ。
「前の学校では、どこまでやっていたの?」
確か、初歩魔術しかやってないな。
「初歩魔術です。」
「何歳?」
「14です」
「まじか」
国立というのだからもっと進んでるのか?
「えーとね。今君の学年は、中位魔術を進んでるんだけど、。
うーん、、、。よし君に3日間でやってもらおう。
大丈夫私が教えるからね。ようし。図書室に行くぞ。ついてきな。
まさかの校長じきじき。あっとゆう間に手を引っ張られ
図書室の椅子に座らされた。校長室にかなり近かった。
すると校長が、
「よしやるぞー。」
と言って50冊ぐらいのぶっとい本を
もってきた。
「はいこれみてー。これは、、、
こうして3日間の勉強地獄が始まった。
誤字脱字や不明な点があるかもしれませんがお許し下さい。