1話
初めて書くので不安ではありますが何とか完結まで頑張りたいと思います!
私は最上あかり。23歳で死にました。
交通事故でした。交差点を青で渡る私に突っ込んできた1台のトラックが私を轢いていきました。
思い残すことはたくさんあります!!!
死ぬ直前に走馬灯のように見えた記憶はスマホに入っている恋愛ゲームの数々。
私にとって何が一番名残惜しいかってまだストーリーが完結してないことなんです!
あーぁ、せっかく大好きなアプリの続編が決まったのに。
痛みがどんどん薄れていくのを感じながら私は眠りにつきました。
残念過ぎて死にきれない!って思ったけど死んでしまいました。
しかし、神様は私に救いの手を差し伸べてくれたのです。
そう、私は今どこかの国の恐らく古い時代に転生されってしまったようなのです。
知らない土地のはず…なんだけどなんか見覚えが?
どこで見たんだっけ?
とにかくこれは神様が与えてくれた私の新たな人生。
大事にしよう。ありがとう!神様
ささ、今日もたまたま私を拾ってくれた酒屋さんでバイトです。
ここではアカリ・コンタリノと名乗って生活をしています。私を拾ってくれたマリアンヌさんは肝っ玉母さんって感じのとてもいい人なんです。
でもどこか聞き覚えのある名前なんだよなぁ
「アカリー、カウンター頼んでもいいかい?」
「はーい」
ここにきてもう1か月。ようやく生活に慣れてきたころ私は知ってしまうことになるんです。
この世界がどこなのかを。
私にとってとてもなじみある場所であることに。