やよいの忍者人生はここから
やよいのすきな物、それは可愛くてきらきらな物、お洋服もかわいいのが好き。お菓子も可愛いのが大好き。でも一番好きなのは自分かな。だって、やよいはカワイイから!
「やよいちゃん起きて・・・・学校に遅れるわよ」「やよいちゃん起きて、あなた眠りすぎよ」ママの心配そうな声でやっと目が覚めた。最近、眠っても眠っても眠り足りない。授業もまともに聞いてられないくらい眠い。夜も眠すぎて晩ご飯食べながらダイニングで眠っちゃう。急いで制服に着替えて、髪をとかす。鏡を見ると目がまだ眠っているカエルみたい。ママが用意してくれた野菜スープとジャムクロワッサンを胃に流し込んで、家を出た。
学校までは徒歩で15分、走れば10分だけどあまり走りたくない。少しだけ早歩きでいつもの通学路進む。目の前をよたよた歩いていたおばあさんがつまづいた。そのときおばあさんの体がすぐ横を歩いていた男の体に触れた。大柄な男はおばあさんに「何するんだ、痛いじゃねえか」とつめよった。おばあさんはびっくりして、口をぱくぱくさせながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りだした。まるでドラマのような展開。男はさらにおばあさんに「謝るだけか、慰謝料だしな」とすごみだした。




