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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 ニ尾城

「実に・・色んな事が起こったよ。まず、発掘寸前にリゾート開発構想が持ち上がった。実行されれば、西方城辺りは公園となり、未来永劫発見される事等無かったに違いない。その発掘を事前に脇坂博士が学界で発表していたからこそ、市民グループが立ち上がり、学生達が反対運動を起こし、そして、旅館組合が結束した。その意味では博士が勝利した。しかし、やっと発掘に漕ぎ付けた途端の土建業者の契約破棄、大学での無用論、右翼による妨害。祈祷師の自殺、推進派の白川議員夫妻の突然の事故死、博士の自動車事故、脅迫電話、白川邸の炎上・・その時お手伝いさんが・・真世ちゃんと共に、亡くなった事になっているがね。君達学生連の働きが良かったから、何とか発掘にはそれでも漕ぎ付けたが、それにしては、これ程の騒ぎの割りには殆ど貴重な物は少なく、博士の失踪にも繋がる事になる」

「世界的な発見には繋がりましたよね?歴史的にも日本最古の城との確証があった」

「ああ、だが博士が予測していた超医学、科学、技術力を証明出来る遺留品は発見されなかった。その為に罰が悪くなった脇坂博士が失踪したんだと思われているよ、学界ではね。そして、掘れば確実に良質の温泉が出るって分かっているのに、商社はこの地から撤退した。それも不思議な事だ」

「では、何故古書を発見した南尾城を発掘されないのです?」


 高村が再びぎょっとした。しかし、少し間を置いて続けた。

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