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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 ニ尾城

「どうした?志村君・・?」

「心あたりでも・・?」


 清治も顔を覗きこんだ。


「あ・・いえ・・しかし余りにも知ってる顔に似てたんで・でも、まさか・・」


 霊魂や超能力など信じない志村であったが、清治の能力は本物だと感じた驚きであった。そそて志村は俵達に礼を言い、貴重な資料のコピーを受け取ると、今からすぐ岡山へ帰ると言い出した。


「ゆっくりして行けよ。せめて今晩位」


 政春が止めたが、どうしても確かめたい事が出来たと志村は断った。政春が駅まで送って行こうと車を出してくれる事になった。

 俵家を出る時、清治が志村にこう言った。

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