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志村恭介編 古城
「なら、お前達は、これから備中、岡山へ行け。そこで高村の宿に滞在するが良い。高村はわしの愛弟子だ。商社では出世が出来ん奴だったが、鉱物の事なら超一流の目を持っている。きっと役に立つだろうて」
「博士・・貴方は?」
「わしは動けん。今は動きとうても、さっき言った内閣調査室が行動を監視して居る。当分この地で病に臥せって居る事にするわ。お前達は事の次第を修作に連絡してくれれば良いわ」
志村は黙っていたが、それでも表情は重いままであった。
品川がコップ酒を飲りながら、赤い顔で脇坂に聞く。
「ところで?博士。宇宙から来た生命体とはどんなものですか?」
品川はこっちに興味があるようだ。




