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志村恭介編 古城
「・・国家とはどのような組織の事を言いますか?」
話の途中で志村が聞いた。
「・・推測でしか無いが、恐らく・・内閣情報調査室・・」
志村と品川が顔を見合わせた。更に話は夕刻まで続いていた。すっかり周りは暗くなって、再びコップ酒を飲みながら志村は聞いた。
「・・一体、その選ばれた人達と言うのは何者ですか?」
「その説明はつかぬわ。ただ、わしが仮説を立てるとすれば、宇宙からやって来たのだろう」
「それは・・信じ難いですが・・」
検証出来ないものは、何でも安易に宇宙人説を唱える人達に対して、否定派である志村は、そう答えた。品川も頷いていた。
「だがのう・・説明のつかん事が多いのよ。これもわしの仮説じゃが、我々は肉体と精神体に分かれていると言えば、どうじゃ?」




