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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 古城

 その時の権力は、飛びぬけた技術、文化を恐れ、鎌倉時代の将軍源頼朝の代になって厳重に密封され、その一族を抹殺したと言う。そんな学説を学界で発表するや、冷笑を浴びる中、突然姿を消し、その痕跡を*敦盛で俵達(清治の能力)と出会った後、岡山の美作郡の山中に於いて、西方城と言う歴史上完全に消されていた城址発見に結びつけたのである。時、即ちバブル景気に狂奔していたリゾート開発の真っ最中でもあった。その城址発掘に到るまでには、温泉掘削阻止、ホテルリゾート計画阻止の志村を中心とする学生のデモや、古い温泉旅館の女将が中心となった反対運動が高まり、とうとう商社が断念、城址発掘にこぎ付けた経緯がある。その城址は、巧妙にも幾重に岩石、土に覆い隠された上に、植林まで施していたと言う。その2城の内の一城の発掘となったが、残り一城はまだ発見されていない。その城にまつわる忌まわしい過去と、無垢の犠牲民の歴史、何故こんな事が起こったのか、それを知る筈の脇坂博士が、城の発掘と同時に又忽然と姿を消して、今も学界は大騒ぎの最中だ。その人物が目の前に居る。そして、志村先生と親しそうに話をしているのだ。品川には信じがたい光景であっただろう。

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