199/1226
FTB
「いずれにしても、現代にそう言う者が存在したら、世界大戦争になります。」
そう言う言及が今は不毛・・・香月が推理を遮る形で締め括った。
「成る程・・」
博士達が頷いた。
「人工的にそう言う頭骨を作れば良いのでは?」
時村が考えながら言った。
「そこまでの科学力はありませんでしたから、過去世には。そう言う頭骨を持った人間の出現率は何十億分の一・・だから、200年に一人の出現に合わせて、異能人も時を合わせて輪廻を繰り返したのでしょう」
鹿島が答える。
「ふうむ・・」
時村が唸った。
「時村博士がお作りになれば、私が研究しますよ」