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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 ニ尾城

 清治の予感が、現実めいて来たのは、清治との電話の直後の事であった。香月の近辺が騒がしくなって来た。

 国の特殊機関でもあるS工大には、様々な部外秘の研究がある。香月のような獣医学部でも特殊性はあるものの、他の学部と比しては、割と自由な外部との行き来もあった。しかし、香月の講演がまず極端に減った事、業者と契約する獣医師活動が停止となった事、最近の慌しい政府関係機関との会合に香月自身が出席するようになった事等・・。元々多忙な香月ではあるが、顕著に最近は動きが激しくなっていた。その幾つかの会合の中で、京西博士と言う医学博士と共同研究を行う準備が進められていた。香月のDNA研究は世界でも最先端で、並ぶ者が居ないとさえ言われている。又一方京西博士は、医学者として世界でも屈指の脳外科の博士であった。


「お久し振りですね。最近はなかなかお会い出来る機会も無くて」


 香月が言うと、


「そうですね。沢木さんと色々お付き合いしていた頃は互いに自由に時間もあったのですが・・」


 京西が答えた。

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