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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 ニ尾城

「俺は志村恭介の弟です」

「えっ!」

「要点だけ言います。兄は今ある組織から常に監視されていて動けません。俺がその連絡役ですが、兄からの伝言です。品川さん、脇坂博士が亡くなられました」

「何だって!そ・・それじゃ・」

「俺は伝言役だけです。無用な話はしたくありませんので、続けます」


 抑揚の無い声で、恵二は続けた。この弟にとってやはり自分は裏切り者・・そう感じるだろう、品川は思った。考えはどうあれ、結果的にやはり志村を裏切っているのだから・・と。


「品川さん、貴方も既にある組織にマークされています。品川さん、T大学を辞めて、斎藤真世さんと九州に行きなさい。これが、連絡先です」

「そ・・そんな急に・・それに、俺は先生を裏切った者。今更・・」

「俺にも理由は分からない・・けど、あんたは、大事な彼女の身に危険が迫っている事を知っても、動かないつもりか?」


 恵二の言葉が少し乱暴になった。恵二は裏切り者として品川をやはり見ているようだ。

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