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SF白い雲  作者: 白木
134/1226

志村恭介編 ニ尾城

「ふっ・・まあ、良いじゃありませんか。一個あれば事が足りるんだし」


 合田教授は笑った。


「で・?教授、志村先生は今どこに?」

「もうすぐ、南尾城発掘に取り掛かると思います」

「すると、準備が?」

「ええ、まあ」


 この短い会話で、2人は頷きあった。

 一方、寒風山遺跡発掘に取り掛かった直後から品川の視界に、度々何者かの影がちらつき始めていた。品川は不安を覚えながらも作業を進めていたが、助手の仁川と言う35歳前後の男が、折からの梅雨でぬかるんだ発掘斜面より落ちると言う事故が発生した。ただちに診療所に運ばれ、意識不明のまま県立伊予三島病院に搬送される仁川の付き添いで、品川が同行する事となった。重症の仁川には、1つの物が握られていた。既に、仁川は危篤状態となり搬送の病院で間もなく息を引き取ったが、岸上に相談すると、作業は中断するなと言う事であった。大きな事故に動転しながら、


「そ、そんな・・」

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