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SF白い雲  作者: 白木
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志村恭介編 ニ尾城

 ちなみに、この頃行方不明となっている脇坂がどうしているかと言えば、香月と実は沖縄で会っていた。それは香月が講演をする為に訪れていた読谷村に、まるで彼を待っていたかのように脇坂が現れたのだ。香月は先に脇坂に会った時、いずれ近い内に又会う事になるだろうと予測していたが、既に5年近くの年月が経っていた。脇坂は老いた・・・香月はそう感じながら、スケジュールを割いて、ある民家で対していた。


「お久しぶりです。脇坂博士」

「もう、何年も経つのう、あんたと会うのも」

「少し、お疲れのご様子。体調がお悪いのでは?」


 敏感な香月が言うと、


「わしは、もう年じゃ。余命も少なかろう」

「・・で?今日のご用件とは・・」


 香月は、単刀直入に聞いた。それは脇坂の表情に余裕が無いと見たからだ。

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