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SF白い雲  作者: 白木
1214/1226

絶対神・・終局

鹿島「皆様・・これが最後の人類のあがき・・司令部は精一杯闘ったのです。我々は悲しいかな・・優博士達の類稀なる知能と、SRSの能力に余りにも頼りすぎ、本来一緒に知恵を出し、打開できる術すら持てなかった。自らの無能を今こそ知らねばなりません」


 重く沈んだ声が地球連邦に響き渡った・・天空を揺るがす轟音は続いて行く。益々広がる黒雲は、ファルクラムを飲み込んでしまうだろう。この影響は全宇宙の消滅を予見させていたからだ。SRSはそのシミュレーションを示していた。


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