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SF白い雲  作者: 白木
118/1226

志村恭介編 ニ尾城

 由利が言うと、


「何が、何だか・・俺にも分からん。だが、全国の大学へ俺の解雇通知が送られた上、島根大学の光原を頼って行かせた筈の品川君が、まさかT大学へ戻るなんて・・」

「そ・・それも、全部、岸上のせい?」


 由利が泣きそうな顔で聞いた。


「さあ・・だが俺と同じ研究テーマを持つ岸上だ。品川君を大学へ呼び戻し、俺の研究活動を停止させ、そのテーマを横取りする位はやるかも知れん」

「ああ、私ったら、何て馬鹿な事を。貴方をT大学へ自分の腹心として呼び戻そう、活躍して欲しいんだって言う友情の言葉を信じて・・何て・・私は・・」


 大粒の涙を零しながら泣く由利に、


「じゃあ、寸での由利さんへの俺の説得は間違って居なかったんだ」


 恵二が言う。

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