SF白い雲

過去との遭遇

　無数の宇宙人の存在が確認されて行く。高度な文明を持つ外宇宙も、次第にファルクラム航路が開拓するにつれ、小戦闘はある。あるが、地球連邦はやはり強大な自分達の力を過信しつつある現状に今あった。

　が・・常にある異能人の驚異を認識させる事は緊張感を地球連邦に持たせる事・・これは次第にマンネリ化しつつあった。つまり、又絶対的な君主としての地球連邦政府の力が優達にも向かって来たからだ。権力とは文明が在るゆえ起こる必然でもある。

　内閣府は、大幅な人事交代に着手した。

　特科班が、片時も任務を休む事は無い。無いが精神的重責を担う司令部にもこの頃になると、優をとりまく周囲の人材も豊富になり、休日を妻鳥　蘭、妻鳥麗華と共にする事もある。ものものしい警護が常につく優であるが、どのSPより強力なSRS沢木が最高レベルの警護役を行っている事で、安心出来る。SRSは巨大な電脳惑星で、それも分散して電脳集積を持つ小型人工惑星をその周囲に配置させている。一刻一秒たりとも休む事無く、その情報、知識量は増え続けているのであった。